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2003年07月01日(火) |
カレンダー+煙草増税記念SS |
今日から2ヶ月間、お部屋が妙に明るくなります。 何でかって・・・。 GBのあの特大カレンダー。 7,8月は女の子たちなんですよ――。 しかも、夏実ちゃん、結構すごいことしてるし。 一般ピーポーの友人は絶対に入れられないかもしれません。 つか、私のおうちはさり気なく(?)腐女子向けですから。 どの道片付けないことには無理なんですけどね。 それ以上に、この部屋をふつーに片付けなければいけない状態ですし。 もう一方のアンジェのカレンダーは雪が降ろうが台風が来ようが槍が降ろうが。 セーラー着たランちゃんのいる夏使用のカレンダーから動かないでしょう。 てか、カレンダーは一番最初に赤屍さんが来ていたので、もう赤屍さんが拝めないのです!! ・・・・・・ちゃんと保存してありますけどね。 でも、9月の風雅も結構綺麗でお気に入りなんですよ―――/// ということで。 とうとう7月です。
* * *
今日からタバコが増税です!! 蛮ちゃんが苦労しそうですねぇ(笑。 マルボロは20円の値上げですよ! 私はタバコ嫌いな人だからありがたいような、実家の家計が大変そうな・・・。 実家は大人たちがみんな煙草数からねぇ。 ということで、SSS↓。
in HONKY TONK。 暑さのためカウンターテーブルにはだれている蛮とたれている銀次がいた。 二人のだらけ方に、波児は呆れてものも言えない。 というか、突っ込む気にもなれなかった。 蛮はストレスのせいか今日5本目の煙草をくわえる。 この1時間ですでに3本目である。 白い煙が天井めがけて上っていく。 銀次はその煙を見ながらうなぎを連想させていた。 「蛮ちゃ〜ん、お腹がすいたよぉ・・・。」 「あぁ?仕事が無いんだからしょうがねぇだろうが。」 「もうこの際何でも良いから仕事しよぅ?」 「馬鹿言ってんじゃねぇ。俺らは奪還屋だぞ。お前にはプライドってもんがねぇのか!」 「・・・その台詞聞き飽きたよ・・・。」 もうこの際何でも良いから食べたい銀次と、変に気位の高い蛮。 とはいえ、すでに3日は何も食べてない。 これ以上このままでは干からびてミイラになるのも時間の問題かもしれない。 ・・・と銀次は真面目に考えていた。 だれている間にいつの間にか煙草は短くなっており、仕方なく灰皿でつぶす。 もう一本と箱を取り出すと、中に煙草は一本も入っていなかった。 蛮は舌打ちすると、おもむろに席を立ち上がった。 「んあ?蛮ちゃんどこ行くの?」 銀次は蛮を目で追いかけ、ドアに立つ彼を止めた。 「あぁ?煙草買いに行くんだよ、煙草。」 「もう、ビョーキになっても知らないからね!」 「ほっとけってんだ。そんなにやわには出来てねぇよ。」 そう言うと、銀次がとめるのも聞かずに蛮は店を出て行ってしまった。 「煙草を買うお金はあってもご飯を買うお金は無いのです・・・。」 そう嘆く銀次につい同情したくなる波児だった。 それから数分後。 店の扉が壊れると思われるのではないかと思うほど勢いよくあけられた。 小さな鈴が吹き飛び、床に落ちてしまう。 「ど、どったの?」 銀次は目を丸くしてものすごい剣幕で帰ってきた蛮を見た。 蛮は息を切らし、玉のような汗を額に浮かばせている。 青い瞳が獰猛な獣を思わせるその威圧感に一緒にいた波児と夏実も引いてしまう。 「銀次、20円貸せ。」 「貸せって、もうお金ないよ。」 「あぁ?煙草代あるだろうが!ちゃんと別にとっておいたはず・・・。」 「ちょっと待ってよ。俺に内緒でそんなもの隠してたの!?」 ご飯我慢してたのに・・・と銀次の怒りが募っていく。 その時、間に入ったのは夏実だった。 「あ、今日から煙草の税率が上がるんですよ。」 ニコニコとしながら語るその言葉に蛮の表情は固まる。 「何だ、それ・・・?」 「だ―か―ら―。今日から煙草の値段が上がるんです。」 「何じゃそりゃ――――!?」 蛮の怒りのメーターが振り切れた。 手当たりしだい物を投げようとするのを銀次が一生懸命に止める。 波児はもう何も言わずに見守っている。 「蛮さんの煙草の銘柄ってなんでしたっけ?」 「あぁ、マルボロだよ。ライト。」 「じゃあ、20円アップですね、煙草代v」 笑顔でとげのある最後の一言を放つと、夏実は楽しそうに食器を洗い始めた。 蛮の周りには火山が見える。銀次の周りには涙の海が出来ていた。 「ご飯・・・俺のご飯・・・。」 「んのやろ―!!税金ばっかり取りやがって!国家権力めが!!」 今日もHONKY TONKにはGBの悲しい叫びが響いていた。
おわり。
あはは〜。 何だかかなり無理やりですね。 つか、ラブラブやん、この二人・・・。銀ちゃんのポジションが奥さんだよ。 そして、煙草の税率が上がろうと私の家計はまったく痛くなりませんが。 喫煙者が減れば私的には万々歳ですが。 歩き煙草とかやめて欲しいし、学校でも分煙化されてないし。 でも、経済効果はまったく期待できないですね。 これを気に禁煙しようとしている方も少なくないみたいですし。 えぇ。 同じ喫煙者でも赤屍さんはまったく苦労しなくても蛮ちゃんには大痛手です。 つか、赤屍さん。煙草は持ち歩いているけど、滅多に吸いませんね。(女神の腕より) しかもマルボロですよ、彼も。 1ヶ月に1箱消費するかしないとか・・・。そんなもんなのでしょうか。 つか、自分が吸わないのでよく知りません。そんなの。 とりあえず、煙草増税記念SSでした。
余談。 授業で、近松心中物の演劇ver.を見たんですが。 現代の脚本化とかが近松の話をちょっと手直して劇にしたのですが。 その話の主人公1が忠兵衛と言うのですよ。 忠兵衛〜!!ちゅうべえ〜!!と叫んでますが。 ねぇ?気づきませんか誰か。 演劇だからいくらビデオと言っても声は響いたままマイクに入っているのですよ。 となると名前もちょっと聞きづらくなってまして。 そのうちフィルターも助けまして。 主人公が十兵衛って聞こえて仕方ないのです(いい加減にせい)。 性格的にはとちきかなぁっても思うけどさ。 ともかく。 私的に主人公が十兵衛でまとまったところで。 相手役の遊女はカヅッちゃんでしょうか?(馬鹿)
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