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2005年10月31日(月) ようやく更新しました。

ハロウィンということで、ずっと書きたかったジェームズたちのお墓参りを書きました。
一度書いておきたかったのです。
・・・今気がついたんですが、視点がかなりおかしいことになってますね。
シリウス視点で書いてたつもりが最後だけリーマスになってる・・・。うわぁぁ、ミスった。


で、ちょっと作品についてとかとか。
タイトルにした「祥月」とは「一周忌以後における故人の死去の当月。命日の月」(広辞苑)です。
ハリポタだし、もう少し洒落た名前をつけてみたかったけど、結局良いタイトルが浮かばなかったのとこの響きが好きだったからこれにしてみました。

シリウスにとってジェームズは空気のようにそこにいて当たり前だったのかなと思ってます。双子のような感じだったのかなと。ジョージとフレッドのように何をするにも一緒にいて、それが当たり前で、一番楽しくて、自然。そして自らの半身であって片翼であって。・・・と書くとまるで夫婦のようですが、恋愛で見るならそれはやっぱりリーマスかと。シリウスにとってのリーマスは特別。何かをしてあげたいとか、して欲しいとか思う相手。ジェームズは思わなくても一緒にいて、行動する相手。ずっと深い場所で繋がってる感じ。それはホグワーツにいた頃からであって、卒業してからも変わらなかったのではないかと。ただ、みんな大人になって、ジェームズはリリーと家庭を持ったのだから当然一緒にいる時間はずっと減ってしまった。けれど二人のその関係はずっと変わらなかったのだろう。それこそ死が分かつまで。
シリウスはとても感情的で自分に嘘がつけないタイプの人間ですよね。だから自分の傍にいることを許しているのは、相当気を許している人間だけ。ジェームズにしろ、リーマスにしろ、ピーターにしろ。だからこそあのハロウィンの日の出来事は彼にとってどれだけの悲しみがあったのか。信じてたはズの友は自分たちを裏切り、その自らの判断の過ちでジェームズを失い、そして無実のリーマスを疑ってしまった。12年の歳月をたった一人、アズガバンで多くの後悔と憎しみを抱えて生きてきた。もしあの時・・・これほど意味のない言葉はないけれど、それでも考えずにはいられない。過去が幸せであればあるほど、もう一つの未来を切望してならないから。己の過ちを悔やまれてならないから。そして全ては自分の責任だと感じていたからハリーと再会したときに何も弁解しなかった。けれど、それは自分の無実が少しずつ周りが認めてくれ、何よりもハリーとリーマスが彼を無実だと言ってくれたから、その負い目が少しずつなくなっていったのかな。悔やむだけじゃなくて、先を見ることができるようになった。それでも、彼の負い目は完全に消えることはない。片翼をもぎ取られた傷は決して癒えることはなく・・・。

そんなことを考えながら今回の話を書いてました。
書きながらなんで自分はジェシリじゃなくてシリルなんだろうって考えちゃいました(苦笑。
創作活動はシリルでやってますが、ジェシリも大好物でございます(w。ルシリも大して抵抗なく読んでたりしますし、レギュシリとかもっと増えないかなあって思ってます。
ということで、シリウス好きなので、別にシリウスが受けでも全然気にならないというのが本音だったり。ただ、やはり一番どれが好きかと言われたらシリルかなぁっ思ってます。自分で書くなら大人シリルがいいです。つか、他に妄想できないみたい・・・。読むのは学生でも大人でもどっちでもいいんですけどね!だってどっちのシリルもやっぱり萌えますから。

あぁぁ・・・。収拾つかなくなったのでとりあえずこんなところで。



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