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2006年03月28日(火) けじめとして。

思ってたよりも引きこもらないようです。
時期が時期で、結構忙しかったりするから、凹んでる暇は大分ないようです。
逆に嬉しいかな。一人だと泣いてばかりになるから。
まだ仕事先は決まらないのですが、まぁ、何とかなるかなって感じです。
決まらなかったら、あと3ヶ月、次の教採を目指して勉強すればいい話だし。

個人的なことだし、暗い話になるので、ここから後は反転にします。
ただ、一つのけじめとしてここ数日のことを書かせてください。
あんなこと書いた手前、ご報告もかねて書きます。
本当に、暗いし重いので、ここで引き返してくれて構いませんから。


24日、友人が亡くなりました。
それを知ったのは高校のころの友人からの突然のメール。あまりにびっくりして動揺して、彼女の家に電話をしたら彼女のお母さんが教えてくれました。
泣いて震える彼女のお母さんの声に、それを事実だと認識せざるを得ませんでした。

友人とは高校のころからの付き合いで、私が一番仲が良かった人です。
私も彼女も親友という言葉は好きではないのでつかいませんが、多分、一般的に言えばそういう関係だったと思います。
ライブに行くのも、イベントに行くのも、趣味にかかわるイベント事に行く時は大抵彼女と一緒だったと思います。
4月以降も舞台を見に行くとか、握手かに行きたいとか、私が帰省したから夏や冬はホテルだねとか、6月のライブはどうする?とか、遊ぶ予定がたくさんありました。
彼女が亡くなった3日後には遊ぶ約束もしてました。
彼女がなくなる2日前も実は一緒に遊んでました。
帰省するたびに彼女に会ってました。
買い物して、カラオケ行って、語り合って。
彼女と遊べるから地元から出たくない、っていう思いも実はちょっとあったくらいです。
そのくらい大好きな友人でした。

だからこそ信じられたものではありませんでした。
私の生活、思考、趣味、その多くに彼女がかかわっていて、ふと外の景色を見るだけで彼女のことが思い出されます。
彼女からもらったもの、一緒に買いに行ったもの、借りたもの、私の家に置きっぱなしにしていたもの。
彼女が使っただけのものすら、ありありと思い出せる景色があります。
今も大分腑抜けてます(苦笑。

信じられませんでした。
亡くなった後、何度も彼女に会いに行きました。
眠った顔もいつものまま、今にも動き出しそうな彼女を見ると涙が溢れてきました。
骨になった彼女は彼女の形をしているのに、まるで別人のようで涙が出ませんでした。
そのせいでまだ彼女の器がどこかにあるような気がしてなりません。

この歳になって、二十歳を過ぎたというのに、実は葬式というものに行ったことがありませんでした。
血縁者が今までこの20年間に誰も死んでないんです。
一番近かったのは部活の同輩でしたが、その人も大して親しいわけではなく、卒業すればもうあわない人だと思っていたので、ショックはあっても実感はないままです。
私の人生の中で一番近しい、そして親しい人の死が彼女になりました。
恵まれた人生でした。けれど、今はそうも思えません。

DVDの感想を話そうと思ってました。
別れ際に「次はアッシュ語りに付き合ってね!」って言いました。
もっともっとアビスについても語りたかった。
5日後に会うつもりだったから、彼女に送ってもらった帰りの道中に言いたかったあれこれを全部次に回すつもりで、名残惜しくても分かれました。
語りたりないまま、彼女は先に逝ってしまいました。

小学生のころ飼っていた犬に「また散歩に行こうね」と言ったのに、もう一度散歩に行けずに死んでしまったことがありました。
その時、「また」って言ったのに・・・。と泣いたことがありました。
彼女も同じです。
「また」が来ない。
いつも「またね」って言って別れるのに、「また」が来る前に逝ってしまった。
普通そういうものでしょうけど、やはり悔やまれるものですね。
「また」があるものとして普段生きている。何があるか分からないんだから後悔しないように生きなさい!って言われても、普通、自分が次の日死ぬなんて思わないんだから、無理なんだ。

彼女のお母さんに頼まれて弔辞を読ませていただきました。
彼女に話しかける機会をいただけました。
ずっとずっと、あまりに近くにいすぎたために言えなかったことをやっと彼女に言ってきました。
「ありがとう」と「大好きだよ」。
置いていかれた悔しさも、文句もたくさんあったけど、なぜかこの二つが頭から離れませんでした。
確かに、ずっと彼女に対して抱いていた大切な二つの感情ではあったように思います。

携帯電話を換えました。
彼女の電話にかけた発信履歴、彼女の電話からきた着信履歴、そこから彼女の名前を消したくない一心で。
メールも受信、送信かかわらず全部保護しました。
彼女がいた事実を一つでも多く残しておきたくて。
けど、機種変した携帯は彼女と同じものです。
散々悩みました。一緒のになるくらいなら機種変をやめようかな。色違いならいいかな。他の機種・・・は好きじゃない(苦笑。
2日間悩んで、結局同じのにしちゃいました。
元々欲しかった機種を彼女が先に変えちゃっただけです!って言い張るよ。

大切すぎて、どうしていいか分からない日が続きました。
今でもそんな感じです。
車で出かけるたびに、家族から大丈夫か?って声をかけられます。
ボーっとして事故ることも、自棄になって他の車に突っ込むこともするつもりは毛頭ないです。
それに、車には彼女の形見が乗っていますから。
くまのぬいぐるみを頂きました。
いつも一緒にいたくて、車の助手席に乗せることにしました。

生きようと思います。
彼女が亡くなって強くそう思いました。
彼女の分まで生きて生きて、たくさん楽しいことをやって自慢してやろうって思います。
もう一度ここから歩こうって思えました。
携帯を変えたのもそのためです。
ずっと一緒だったいたことを否定しません。忘れません。
もう一度、胸を張って彼女に会いにいけるように生きようって思いました。
無様に死んだらきっと私は彼女にまたいじられるから・・・(汗。
だから。




読んでくださった方、ありがとうございました。
更新ないかも、といいつつ来てくださっていた方、ありがとうございます。
明日からはまた頑張って更新しようかと思います。
まずは連載を終わらせるところから!
そして次のネタをまた考え始めよう・・・!


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