無理矢理日記

2001年06月12日(火) 忘却は罪か。

最近ものすごく忘れっぽくなっていることに気付きました。
例えばこの日記。
日常生活に面白いことがあったとして、それを忘れています。
ネタは一時期よりもたくさんあったのに忘れているのです。
もうネタ帳が必要な勢いです。
それに、日記を書くこと自体を忘れていたりします。
重症かつ深刻です。

ところで夏といえばなんでしょう。
やっぱ海ですか?
おれ的には山も捨てがたいとおもうのですが、大半の人はやっぱ海と答えるのでしょうね。
海といえばこんな話があります。


昔々ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんとおばあさんは大変仲が良く近所でも評判のカッポーでした。
ある夕食の時間、おじいさんがふいに切り出しました。
「ばぁさんや、明日海に行こう」
おばあさんは驚きました。
「海ですか。おじいさん」
「そうじゃ海じゃ。海はいいぞォ、広く深い。海を見ていれば自分の悩みなどなんてちっぽけなものだろうと思ってしまえるのじゃよ」
「そうですか、では行ってみましょう」
そして翌朝ふたりは海へ出かけました。
しかし、海は大時化でした。
ふたりは困りました。
「こんなに海がしけっていてはろくな魚が取れねぇ」
「まいったな。おっかあマグロ食べたがっているのに」
「しかし、ここはおれ達海の男の意地にかけておっかあにでっかいマグロを持って帰るぞ」
「んだんだ、頑張ろう兄貴」
そしてふたりは出航しました。
しかし甲板でいちゃつくカップルに見とれていたため、船は氷山に激突してしまいます。沈没です。
なんかいろいろあって、ふたりは氷点下の海に浮かぶ木片に捕まるのです。
けれども木片にはひとりしか乗ることが出来ません。
「ローズ、君は生きろ」
そうしてジャックはローズを木片に乗せ、凍える声で彼女を励ましつづけるのでした。
ローズは悩みました。
ジャックをこのままにしておいたら間違いなく凍え死んでしまう。
ああ、私の愛しいジャック、身分の差はあれど私はあなたを愛していた。
あなたが死んでしまうなんて私は耐えられない。私はどうしたらいいの。
しかし海を見ていると、そんな悩みはちっぽけなものに思えて
「やっぱどうでもいいや。とりあえず寒い」とローズは思いました。


ごめんなさい。
こんな話がありますとかいいながら思いっきり作り話でした。
つーかこの日記のオチは前回の続きを書くのを忘れているってところにあるんですけどどうですか。


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