2002年02月21日(木) |
初体験じゃないのよ。 |
さぁ書くぞと、日記書くぞと。 何を書くのかと。書くことあるのかと。 問い詰めたいね。小一時間問い詰めたい。 とりあえず2ちゃんねる風にして、つかみはオッケーです。絶対。
えっと、おとといかな?彼女さんに誕生日を祝ってもらいました。 ってか、言うまでおれの誕生日忘れてやがったので当日じゃなかったんですよ。 ブルータス、おまえもか・・・。 で、お祝いに食べにつれていってくれるとのこと。 おれはこう、殿様気分で彼女の車に乗り込んで、「苦しゅうない苦しゅうない」言いながらふんぞり返っておりました。 着いた先はホテルです。 ここのレストランで食べるのです。 フルコースディナーでした。 まぁね、あれね。 君達みたいな庶民にはあれね。 ちょっとあんまり縁が無いかも知れないけどね。 フルコースディナーでしたのよね。 席に着くと、給仕さんが「お飲み物はどうなさいますか?」とおっしゃるわけね。 私はこう答えてやりましたよ。 「あぁ、君のおすすめを持ってきたまえよ。ふふん」 猫を撫でながらね。シャム猫ね。名前はフランソワね。 そしたらば、彼はワインもって来たのね。 そんでトクトクとおれのグラスに、しかしちょこっと注ぐわけよ。 「どうぞ」 は?何が? なんでおれだけに注ぐの?しかもこんなちょこっと。 ケチってんのかゴルァ!! と思ったけれど、恐る恐る飲むと、「これでよろしいですか?」とほざく。 あぁ、なぁんだ。試飲させたわけね。 も、も、ももちろんわかっていたともさ! そ、そんなの当然の権利じゃないか! ってか、飲んでるとこ見られて無駄に緊張しちゃったよ!! おれはこう言ってやりましたよ。 「ハ、ハイ」
ほんで、彼女と乾杯とかした後、また給仕さんが来たのね。 「オードブルでございます」 そしておれらの前にお皿が一つずつ。 しかし、その上にはなんか色々のってるのね。 ひとつひとつ、給仕さんが説明されます。 「ブルーチーズ○▲×≒∧あえ、メロン生ハム仕立て、エスカルゴのΩ○×▲、▲†≧○のムース、◎○□×ε、□◇×◎▽でございます」
はやっ! 早口っ! なんて言ったの?えっ? ブルーチーズとメロンとエスカルゴしかわからんかったっ! えっ?どれがエスカルゴ?他のは何? 給仕さ〜ん。あぁ、行っちゃった・・・。ヽ(´▽` )ノ そうしてあとには何がなんだかわからない得体の知れない美味い物を黙々と口に運ぶ男女が残されたのでした。 一体どれがでんでん虫だったのでしょうか。
次にはスープが来ました。 給仕さんが説明しやがります。 今度は聞き逃さないぞ!! 「ジャガイモのスープでございます」 短っ!! 気合入れて損した!金返せ! そうしてそそくさと去っていった給仕さんを尻目におれ達は皿に注がれた汁を一生懸命すすりました。 おいちい!
次にはメインディッシュが来ました。 サラダとライスも来ました。 おれはメインディッシュの前にお魚とか何か来るものと思っていたので拍子抜けです。 そして、このサラダの葉っぱが苦いのなんの! なんか、レタスが足らなかったからそこらの葉っぱをちぎって入れたんじゃないのか!と。 これは一体なんの葉っぱかと。苦いんじゃないのかと。一時間半問い詰めたい。 「おい給仕!これはなんの葉っぱだ!こんな苦いもの食えるか今すぐ取りかえろ!」 なんてことはもちろん言えずに2人は「苦い苦い」言いながら食べました。
たいらげたらあとはデザートと食後の紅茶でした。 デザートもオードブルと同じように何かいろいろ出てきたんですが、今度は説明すらしてくれませんでした。 給仕さん手ぇ抜きやがった。 またしても得体の知れない甘いものを食べる2人。 言い忘れましたが、彼女はこの世で最も恐ろしいものがチーズであるという人ですので、何か白っぽい、要するにチーズの疑いがある物体が運ばれてくる度におれに言います。 「チーズ?ねぇそれチーズ?」 おれは毎回毒見をする羽目になりました。 殿のつもりがいつのまにか使い捨ての兵士です。
そんなこんなでおれの誕生日お食事会レポートでした。 感想を一言で申しますと。 エスカルゴは美味かった!(どれか分からないけど)
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