明け方、まだ薄暗いとき目がさめた。窓の外で雀がちゅんちゅんさえずっているのが聞こえる。うとうととまた眠りに戻っていきながら、夜明けの鳥の声は「希望の象徴」そのものだなあと考えていた。午前中に雨、そのあとだんだんと陽が射す。風が強く出て、見頃になったクレムゾンクローバーがみんな斜めに傾いている。