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猫やのお客さまにも教えてもらった、 猫好きなら、ういッとヒゲがさわぐ本。 いや、どうもこのごろ、口の横がヒゲっぽく動くもので。 (ただの引きつりでは)
ただし、今は古書でしか手に入らないようだ。 読みたかったこの本を、やっと手にした。
童話かなと思っていたら、短い小説だった。 若い夫婦のもとにやってきた アビシニアンの仔猫、「薔薇猫ちゃん」。 プレゼントの薔薇の花を食べてしまったから、 奥さんがそう名付けた。
奥さんとご主人、そして薔薇猫ちゃんの、 みんなが少しずつ成長している暮らしのスケッチ。 ページのあいだにも、猫のスケッチがたくさん。 特に好きなのは、95ページの。 横たわってうっとり半目でながめる薔薇猫ちゃん。 左右の眼の大きさが、ちゃんとちがう。 うちの茶トラ猫も、同じようにする。 この手の格好も、そっくり。
ストーリー紹介は謎ときもあるので伏せておこう。 大人のためのおとぎ話でもある。
花や植物もあれこれ出てくる。 やっぱりルピナスを植えたいな。 学名はラテン語でオオカミの意味だとは。 でも、植えるならたくさん植えたい。 いつか、両側をルピナスに囲まれて歩きたい。
このお話は、ハッピーエンド。 薔薇猫ちゃん、ずっと、ずっと、 ふたりに季節を教えてあげて、幸せでいてね。 (マーズ)
『薔薇猫ちゃん』 著者:今江祥智 / 絵:宇野明喜良 / 出版社:原生林1990
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管理者:お天気猫や
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