ヒトリゴト partIII
 Moritty



満員電車で思ったこと。

2003年01月16日(木)

今朝の電車は一段と混んでいた。毎朝駅員さんがドアごとに「押し要員」としてスタンバイしているのだが、今日は押しても押してもドアが閉まらずに3人の駅員さんが集まって朝から思いっきり力仕事をしてやっと閉まった。中にいた私は肋骨が折れそうでとても苦しかったし、ポマードくさいおじさんにぴったり身体がくっついて不快だった。でも、もしそのおじさんが知り合いだったらもっと心地悪いだろうなとふと思った。

知り合いじゃないほうがいやじゃないっていうのも不思議だけど、そういうことって良くある。例えば、露天風呂で入浴中に覗かれたとき。知らないおじさんに覗かれたら、それはもちろん不快なんだけど、知っているおじさんに覗かれるよりはましだ。それから、例えばスクランブル交差点でみっともなく転んだとき。知らない人にくすくす笑われるのはもちろん恥ずかしいけれど、たまたま知人に見つかったりしたらもっと恥ずかしい。

日記を公開するということもそうなのかもしれない。読む人が知らない人だと考えると、何を書いても恥ずかしくないのだけれど、知っている人も読むと思うからちょっとためらってしまう。多分、カッコつけているだけなのかもしれない。あんな顔して実はこんなクダラナイことを考えている人間だとばれてしまうのが嫌なだけなのかもしれない。自分はそんなちっちゃな人間なのだ。

<< >>
Latest Index Comment Home

-->