ヒトリゴト partIII
 Moritty



精神と肉体についての短い考察

2003年01月26日(日)

今日母が退院した。別に今日でなくても良かったのだけど、「大安」だからという理由で結構無理やりお願いしたら、先生は苦笑いしながらも快諾してくれた。

病気というのは、普通身体の病のことを言うのだけど、「気の病」と書く通り、精神的なものの影響力はかなりあると思う。毎冬、私は必ずと言っていいほど2、3回は風邪をひくのだが、今年は一度もひいていない。母が病気だから、自分は絶対に風邪なんてひいてられないという意識のためだと思う。「火事場の馬鹿力」というが、人間は危機に直面すると、脳内にアドレナリンやドーパミンなどの抗ストレスホルモンが分泌されて、やる気がつくり出され、脳や体が活性化するそうだ。その結果、自己免疫力が高まって風邪もひかなくなる。それに、いつもは到底出来ないようなハードスケジュールだって難なくこなせてしまうのだ。

朝、母を病院に迎えに行くと、子供のような明るい顔をして待っていた。当たり前だけど、退院することが本当に嬉しいのだと思った。その喜びのためか、病気がどこかに飛んで行ってしまったようだ。そんな元気そうな母の様子をみて安心したためか、急に自分が具合悪くなり、微熱と吐き気で一日寝込むはめになってしまった。図らずも「病は気から」を実践しているのであった…。

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