ヒトリゴト partIII
 Moritty



Only One

2003年03月17日(月)

土曜日、テレビをダラダラと観ていたら、「DNAが解き明かす人間の真実と愛」とかいう番組をやっていた。DNAと人間の生命の不思議さを主題に、いくつかのドキュメンタリーを紹介していくというものだった。その中で、プロジェリアという病気を抱えた少女アシュリーの紹介をやっていた。プロジェリアとは、通常の10倍の速さで老化が進む病気だ。DNA的には、第一染色体長腕に原因があり、確率的には800万人に一人の難病だそうだ。アシュリーはまだ11歳だが、身体年齢は既に100歳近いという。プロジェリア患者の平均寿命が12〜13歳くらいだそうだから、彼女の寿命はあとわずかだ。でも、アシュリーはあくまでも前向きで、毎日を大切に生きている。彼女の夢は、クリスマスの聖歌隊コンサートで歌うこと。そのため、関節痛で痛む身体に鞭打って練習をしている。そして、コンサートの当日、聖歌隊の衣装を着てお気に入りのピアスをつけ、お母さんのいい匂いのするコロンを少しだけつけて、堂々と舞台に立ったアシュリーは普通の11歳の少女と変わらない。アシュリーは、自分の運命と自分自身をきちんと受け入れていた。
「生まれ変わったら、何になりたい?」
「うーん、それは難しいけれど、もしまた生まれ変わったら、また私になりたいな」
11歳の少女のこのセリフ、私には言えないと思った。私は、この歳になってもまだ自分が好きになれていない。まあ、「自分が好き」っていう人にはあまりなりたくもないんだけど…。

SMAPの「世界に一つだけの花」、結構売れてるらしい。私も歌詞がすきなので、つい口ずさんでしまう。そして、私もこんな風に、もっと自分を好きにならずとも認めてあげられるといいと思う。

♪♯♭♪♪♯♪♫

そうさ 僕らも 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ 
その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい

小さい花や大きな花 ひとつとして同じものはないから 
NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one

♪♯♭♪♪♯♪♫

そう言えば、明日は「僕生き」の最終回だから、ビデオセットしておこう。何となく気になるドラマなんだもん。

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