犬の次は猫?!
今回の話は猫好きな方は読まない方がいいかと思います…。(###のところは避けて読みましょう!)
今日は朝寒かった。 いつものように店で働いていると、お客さんに声をかけられた。 「すみません、車の下のに子猫がいて発車できないんです」 「猫?!」 「ええ…今朝寒かったからどうもエンジンのところに入りこんじゃったみたいで…」 この話に愛猫みかんちゃんを飼っているともちゃんは心配そう。素早くディスプレイはずし用の棒を持って店を出ていった。 しばらくして、子猫をかかえてやってきた。 「このコ…放って置く訳にもいかないし…連れてきちゃった」 と、困惑顔。心優しいともちゃんらしい。 「ははは…ここで飼うか…って店長がいいって言わないなーきっと」 「わたし飼おうかな……連れて帰ろう」 「それならいいんじゃない?今日半日くらいなら事務所に置いておいても店長も許してくれるよ」 そうと決まったら行動は早い。水のみ用の皿を買って、空きダンボールに入れて、事務所に置いた。 不安なのか誰かを呼んでいるのか子猫はニャ−ニャ−ひっきりなしに鳴いていた。 そこへ遅番のFっちさんと店長がやってきた。 「ともちゃんから聞きました?」 「え?なにも聞いてないよ」 「これのこと」 2人はダンボールの中の猫を見る。 すると店長はおもむろにFさんにこう言った。 「後で、ねぎ買ってきて」 「……?」 「今夜は猫鍋だ」 ごわー!!なんてコトを!! 訳がわかると、Fっちさんも調子に乗って 「白菜なんかもいいですよ」 などと言った。 おーまーえーらー…!! 「…皮は三味線にね♪」 ああ!!ネタに走ってしまう自分が嫌い。 猫までリサイクル…恐るべしリサイクルショップ。(嘘だって)
############################################################# その後Fさんが感慨深げに言った。 「俺、整備の仕事やってた時にさぁー…」 Fっちさんはここの仕事につく前はト●タで整備員をしていたのだった。 「客が車の調子が悪いから見てくれって言うのね。しかもなんか臭うって言うんだよ…」 …なんだか話がきな臭くなってきたな……。 「で、開けてみるといるんだよね。猫が」 しーん……。 「で、ペリペリっと」 ペ、ペリペリーッッ?!?! 「ああ、大抵は焼けちゃってるんだよ」 ぎゃぁぁぁぁぁ!!! 「まだ完全に焼けちゃってればいいんだけどね、たいていは半生だからこう…」 うんぎゃぁぁぁぁぁ!!!!やめれぇぇぇ!!! 「その中の1件は『自分ちの子猫いなくなっちゃってー…』とかね」 しぃーーーんんん…。
恐ろしい話を聞いてしまった(>_<)
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その後は普段の業務に戻った。 今日は買い取りや業者から仕入れた小物・雑貨系の品物があふれ返っているので、その品出しにおおわらわ。 おいらは変な柄のトランクスを値付け・品出しすることに。 そのトランクスの柄はみんな既製の商品のプリントで、みると、「チ●ンラーメン」の袋プリントだったり「永●園のお吸い物」だったり「風邪にカ●ゲン」だったりとかなり面白い。 面白がっていると、店長が「チャル●ラ」のトランクスを指差して言った。 「俺、これ持ってるよ」 「へー」 「ほら、今日だって」 とチラッとトランクスをみせる。なんかオレンジ色と文字があるけどよくわからない。 「『マルカワのガム』だし」 「えええ!?嘘だァ!」 「嘘じゃないって」 「よくわかりませんでしたよ」 「本当だって、ホラ」 とかなりパンツをひけらかせて見せた。みるとたしかにあの「オレンジガム」の絵。 「ほ、本当だ!すげぇぇぇ!さすが店長!!(の趣味)」
…良く考えるとこれって思い切りセクハラ行為なのではなかろうか。しかもお客さんがいる店内レジで堂々とやっていたし。 お互い全然気付いて無いところが凄いなぁ。いいんだろうか。あははは。
「『クッピーラ●ネ』は持ってないんですか?」 「そんなのだめだよ。一応ジム(店長はエアロビクスに通っている)にはいて恥ずかしくないものをはいてるんだから」 …わたしからすれば同じだと思うけどなぁ…(^_^;)何故いけないんだ「クッ●ーラムネ」!!「サッ●」柄は持っているクセに!!
そんなアホなことをやってるうちに夜バイトに行く時間になってしまったので、猫ちゃんのその後のことはわからない。 でも、ともちゃんがきっときれいに洗ってあげてねこまんまをあげただろうなぁ。 今度HPに載せてくれるのが楽しみだ。
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