こんな所で朝がきた。
朝。店長たちが事務所兼休憩室に入ってきて目が覚めた。 そう、ここは昼バイトのお店。 昨夜、夜バイトが終わった後昼バイトの方で「旧店舗閉店ありがとう&さようなら打ち上げ」があったので出掛けて行って、2次会に行ったら朝の4時までカラオケになってしまい、帰ると睡眠時間が減ってしまうので他のバイトのメンバーと店に泊まることにしたのだった。
「お前等、あの後何時までやってたの?!」 と店長。 言われてソファーから身を起こす。ソファーが狭かったので身体が少し痛い上に冷えている。 「えー…あー、4時です。他の面子は半分が寝てましたけど、おいらは起きてました…」 そう、せっかくカラオケに行ったと言うのに、6人行ったうちの3人が寝てしまい、1人は寝かかっていて、平気そうなのはおいらとFっちさんだけだったのだ。 「ほとんどもといさんオンパレードでした」 と家具売り場のソファーで寝ていたバイトのI君。 「失礼な」 「僕が1曲歌う間に2曲歌ってました」 「I君が寝てたからでしょ!」 「…すこー…」 同じくカラオケに行ったバイトのA君はお疲れのようでまだ向かいのソファーで寝ている。残ったカラオケメンバーのMさん(社員)も起きてはいるが、自分の車で寝たのでちょっとつらそうだった。 それを眺めていた社員のYさんは呆れていた。 「こんなんで大丈夫なのか…ここ」 大丈夫でしょう!(-_-;)
昨日、移転のため店じまいしたお店は、今日から引越し準備にはいる。 棚に番号を振り、品物がどこにあったかわかるように品物を入れたダンボールにもその番号を書いていく。 おいらは衣服とガラス小物をどんどん箱に詰めていった。 棚が空いたら棚を1箇所によせていく。みんなが同じ作業をしているので、あっと言う間に床の1画が切り取られたように空いた。 引越しっていうカンジだねぇ…。
「お昼はいろう」 みんなで一斉に昼食。 こういうのって、いい。 普段はお店なのでみんな個々に昼食をとっているので、こんなことはオープン準備の時以来だ。 みんなで同じようにわいわいやれるのって、楽しい。
今日はそんな作業で終わった。
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