ちきちき日誌




2001年01月24日(水)
10時間労働…?!

「あの〜…店長…お願いがあるんですけど。今日、夜バイト暇でお休みさせられちゃたので夜、雇って下さい」

朝、朝イチでこう店長にお願いした。
夜のバイトが急に暇になり、(新製品の出荷数が急に減った)昨晩イキナリ夜バイトの課長にシフトに休みを入れられてしまった。<昨年からやっている事とはいえムカツク〜食えなくなるっちゅうねん!
今月は正月帰省の為にお休みをいただいてしまったのでかなり収入がキビシイ。

「ああ、いいよ。助かる。ありがとう」
店長はふたつ返事でOKをくれた。
そこでわたしは今、引越し準備で大忙しの昼バイトの方に寄生することにしたのでした。

今、昼バイトのお店は旧店舗から広くて2Fのある(旧店舗は1Fのみだった)新店舗に移転し、旧店の荷物や新たに仕入れた荷物の整理におおわらわ。
棚配置やレイアウトも以前から決めていたにもかかわらず、実際は荷物の数などの違いから変更変更また変更、そして来る荷物や必要な道具が揃わなかったりして、準備は予定より遅れていた。
社員の人達はみんな休みの日返上で毎日12時間以上働いて、疲労の色が隠せない状態だった。

「じゃあ、もっちさん(仮名)は「●野さん」の荷物を順に片付けていって」
「●野さん」というのは以前に日記でも書いたフイギュアやおもちゃなんかを仕入れている業者さんの事である。昨日店長はその業者のおじさんから何か仕入れていた。それを品出ししろという事らしい。

おもちゃや小物のコーナーはバイト友達のともちゃんによってあらかた整理されていて、どこに何を置いたらいいかほとんどわかっている。
「こりゃあ、半日もあれば終わるな」
おっしゃあ、任せなさい!
……ってな感じで意気揚揚と品出しを開始したが、半日経って、それがとんでもない間違いだと気が付いた。
「終わらない…」
何故終わらなかったのかと言うと、品物の種類がとんでもなくありやがったからだ!
とんでもなくありやがったものだから、棚をひとつ、ふたつ、と増やしていかねばならなくなり、さらにここで下手にコーナー化していたものだから、棚を増やす際に移した物の移転先を考えねばならなくなり、その配置に頭を抱えてしまった。
そして更に…。
「もっちさん、これ、パチられそうだからこっち移そうか」
「え?」
店長が文具小物の棚をメインの通路に移そうと言い出した。
「店長、これ、裏側のも一緒にくっついてます」
棚は2つ背中合わせで置いているのだけれど、この棚は棚の間に棒フック(マスコットやカード・シール類などを下げる為の棒)をかけるための金網が固定されていて、2つの棚を切り離せない様になっていた。
「じゃ、これも一緒に動かそうか」
「えー?!」
裏側にはともちゃんが用意していたキティちゃんグッズ専門の棚が!
動かしたら隣のディズニー&ドラえもんの棚が浮いてしまう!ともちゃんが意識して作ったと思われる「キャラクターコーナー」が壊れてしまう!!
………でも、確かにパチられ率高いものは見通し良い所に移さないとな……。
結局安全な場所に移した。
そして、またわからない配置になったコーナーをどうコーナー化していこうか頭を悩ませるハメになったのである。

「もちぃ(仮名)まだいいの?」
社員のYさんが声をかけてきた。時間は21時をまわっていた。
「ああ…ええ、もう少しでキリが良くなるんで、そうしたら上がります」
もうこんな時間か…。今日出勤が9時半だったから……。
もう10時間もここにいるんだ!
いつも5時間ほどで夜のバイトにいってしまうわたしはこんなに長くここにいたことがない。
どうりでなんか頭が痛い訳だ…。
しかし自分はこんな長い間ずっと同じ仕事をしてたのか……な、情けない…(T_T)

結局22時でキリが良くなってあがった。
帰りは女の子(というトシではないが)にはあぶないということで、社員のYさんに言われたのであろう、バイトのA君がわたしの自転車ごと軽トラックで駅まで送ってくれた。

わたしは電車の時間と明日の昼夜バイトのためにこんな時間にあがったけれど、他のみんなはまだ働いていた。
みんな、本当に頑張っているのにね。
OPENは27日。その時がなるべく良い顔で迎えられるといいね。
自分は時間に追われる事の切迫感をよく知っているので(苦笑)本当に切実に、そう思わずにはいられなかった。

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