東京の片隅から
目次|きのう|あした
卒業式のシーズンだ。街でもちらほら卒業生らしき人を見かけるようになった。花束を持っていたり、着物姿で談笑していたり。
卒業式といえば、歌。好きなので結構真面目に取り組んでいた。 高校がミッションスクールだったので、卒業式ではヘンデルの「メサイヤ」から最後のコーラス曲。伴奏無し、アカペラ女子三重唱である。 最後のコーラスに入る前、オクターブの和音で鳥肌がたった。「粟立つ」とはこのこと。次の声が出なくなった。 私のいた学年から先生は指導法を変えてストレッチや呼吸法を取り入れた。50分の授業のうち40分はストレッチの時間だ。1年かけて取り組んだ曲だが、歌詞をつけたのは3月に入ってから。みんなその前にこっそり覚えているが(笑)。 歌う時に大切なのは、力を抜くこと、でも自分の身体は意識すること。合気道ともちょっと似ている。
クリスチャンにはならなかったが、賛美歌は結構好きだった。今でもふと鼻歌で出たりする。
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