東京の片隅から
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2001年04月05日(木) |
スーパーマーケット・ボディーブロー |
3月一杯で家の隣の小さなスーパーが休業した。実質的には閉店だ。 再開発が始まるまではと頑張ってきたが、限界だったらしい。 周りもそんな店ばかりだ。この通りでは、再開発が終わってからも商売を続けるのは2〜3軒だろう。
デパートや大きなスーパーのほうが、確かに新鮮で良いものが手に入る。 でも、そういうところで全部の買い物をしてはいけないのだと父は言う。 例え、あまり良くないものが置いてある店であっても、近所だったら、付き合いで買い物をしなければならない時もあるのだと。他の店で買い物をした時は、その店の前を通らないで(迂回して)帰る、それができなければ袋を持参して隠すのがマナーだということも、教わった。 一般的なマナーじゃないのかもしれないけど、商店街の真ん中にありながら、早くに店を閉めた我が家の責任でもあるのだろう。
うちは食品関係を続けてきて、最後は乾物屋兼お総菜屋みないなものをやっていたらしい。私が生まれる頃に店を畳んだので、ほとんど覚えていない。 もし店を続けていたら、家庭科系の好きな私が資格をとって後を継いだような気がする。それでも良かったかな。
小さなスーパーだったが、なくなってじわじわとボディーブローが効いてくる。今までは隣に冷蔵庫があるようなものだったので、ほとんどその日の買い物しかしないような生活だったが、これからはそうもいかない。幸い私の足なら10分弱の所にもう1軒あるが、いかんせん老人だらけの町内会、なかなかそこへ行くだけでも辛い人もいる。 祖母が今日買い物に行ったらしいが、雨の日はやはり出たくないそうだ。
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