東京の片隅から
目次きのうあした


2001年04月22日(日) テツガクする。

とある均一ショップに行った。
安いので、人は一杯で、レジも並ぶ。
最初はいろいろ見ていたのだけど、ふと気付いてしまった。
コンバースっぽいスニーカー、フランフランっぽい雑貨、無印良品っぽいトートバッグ。
どれも色は綺麗だ。値段を考えたら品質はそこそこだろう。
でも、ジェリービーンズのようで、綺麗なんだけど、人工甘味料や人工着色料一杯という印象を受けた。オリジナルではない。
それがただの均一ショップだったらショックを受けなかっただろう。
問題は、それを経営しているのがコムサを手掛けているファイブフォックスだということだ。名前はもちろん出ていないけど、でも、店員の教育の仕方やディスプレイ方法、色の選び方でわかってしまう。(特徴があるのが、独特の青みのグレー。この色は雑貨にせよ洋服にせよ、他の店ではあまり見ない)
それでいいのだろうか。
確かに物凄く売れる。経営としては成功だろう。でも、物を作る側としてのプライドはどこにあるのか。コムサの服が好きだっただけに、余計考えてしまった。やるせなかった。


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