東京の片隅から
目次きのうあした


2002年06月26日(水) 梅雨寒

朝から「GO, TELL ON THE MOUNTAIN」が頭の中をぐるぐる回る。黒人霊歌だ。ミッションスクールに入って最初に音楽の授業で歌った歌。日本語の歌詞では「世界に告げよ、野を越え山を越え、救いの御子は来たりましぬと」と歌う。同じ言葉を使ってもっとゆったりした賛美歌もあるのに、この高揚感は何だ。

新宿に出る用事があって、久しぶりに地上のホームで電車を待つ。もう蛍光灯が点いていて、屋根を支える柱と蛍光灯との間に一匹の蜘蛛が網を張っている。電車が通るたびに網が揺れるので彼の作業は遅々として進まない。こんなところまで、と思う場所にまで支えの糸を張り、寄り合わせて丈夫にし、外側から反時計回りに網の目を作っていく。と思ったら途中で逆回りしだした。単純にぐるぐる回って網を張るのではないらしい。一時通っていた教会学校で蜘蛛の研究をしている先生が「蜘蛛は枠に網を張らせて、その枠を上下逆さにすると、必ず頭を下に向ける」と教えてくれたことを思い出す。


はる |MAIL