東京の片隅から
目次きのうあした


2003年06月10日(火) ゆかた

ユニクロが浴衣を出すという。以前からリクエストはあったそうなのだが、全20種類、浴衣と帯と腰ひも2本と着方の説明書のセットで3900円。柄ゆきは案外おとなしい。
夏に浴衣が流行るようになってずいぶんになる。本来は徒歩圏内でしか着ないものだが、最近はわりとお洒落着的な扱いをされているようだ。
無印良品でも何年か前から出しているし、大きなスーパーなどではやはりセットで1万円を切るものもある。しかしユニクロという全国どこにでもあるカジュアルショップで何種類もの中から選べるものが出る、というのは画期的だ。
思うのだが、これを機会に生産者団体・デザイナー・販売店など関係者がタッグを組んで、全国紙で「浴衣の着方」の全面カラー広告を打ったらいいんじゃないか。浴衣の着方だけではなく、帯の応用とか、下駄でなくてサンダルでもいいですよとか、籐かごや巾着じゃないバッグもありますよとか、アップの髪型のアレンジとかも含めてだ。既にファッション誌でやっている方法だけど、ファッション誌を買うほどではないが浴衣は着てみたい、でも自分で着られないから躊躇している、そんな層にアピールできるのではないかと思う。
で、裾野が広がったところで、冬物としてウールものとか出せば売れるんじゃないかと思う。着物の柄は地味にして、帯や半襟で華やかにすればいい。きっとかっこいい。
着物周辺を見ていると、どうもみんなでばらばらな方向、それも見当違いの方向を見て着物が廃れた責任を互いに押しつけあっている、そんな気がする。すでに私の親の世代でも自分では着られなくなってしまったものを復活させるのはなかなか難しいことなのだろうけど。


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