東京の片隅から
目次|きのう|あした
夜、寝入りばなに咳き込んで眠れない。 やっと眠りにつける、と思うと、今度は子どもが咳き込み始める。 水を飲ませて、抱いて背中をさすって、しばらくしていると落ち着いて、また眠り始める。 さあこっちも眠るぞ、と思ったのだが、どうも目が覚めてしまって眠れない。 それでも、目を閉じるのだが、まぶたの裏には白と黄色の毛足の長いラグだかマットだかバスタオルだかとにかくそんな風な布地の画像、しかもその毛足が揃ってなくて、あっちを向いたりこっちを向いたりしていて、どうも気分が悪い。 この毛足が綺麗に揃ったら自分は気持ちよく眠りに入れるのに、と思って、毛足を揃えるべく思考を整えるのだが、普段あれだけ妄想する脳がこういうときはなぜか働かず、しばらく四苦八苦。 そうこうしているうちに、私の脳は毛足を短くしてしまえば揃いやすいと言うことに気づいたらしく、結局白と黄色の何かは五分刈りのカーペットのようになってしまった。 どっとはらい。
でもこれでやっと眠りにつけるんだな。
|