東京の片隅から
目次|きのう|あした
仕事帰りに東京都美術館で田中一村展を見る。 あちこちで取り上げられていたので、館内大混雑。 作品展数も多く、夜間開館の2時間では足りなかった。ほかの作品に気を取られ、最後の部屋の手前で閉館まであと少しのアナウンスが流れてしまい、目玉となっている作品は10分くらいでざっと見ただけ。 明日からは日時指定券になるらしいので、再挑戦は難しいかな。
どこの会派にも属さないで画業を続けた人なのだが、最初の南画調からいろいろ画風が変遷している。青年期〜中年期くらいが一番好きだったな。晩年の作品は超絶にうまいんだけど、筆致が細かすぎてデザイン的というかイラスト的になってしまい、「閉じて」しまった印象を受けた。残念ながら自分には引っかからなかった。細かいところを画面で拡大して見られる今ならもっと受けたのかもしれない。
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