疑惑の本屋さん |
今日は塾(英語)が遅い日。八時半まである日。 親が迎えに来てくれる日。ひと駅向こうまで迎えに来てくれる日。 ひと駅向こうと行ってもすぐ近くだし(確か歩いて15分程・電車に乗りますが・電車だと1分もかからない) 電車を降りてもバスが一時間に2本(しかも9時以降は1本)しかないのでかなり助かってます。 今日は何時も迎えに来てくれてありがとうと たこ焼きを電車を乗る前に買いました。 待っている間に冷めると美味しく無いので鞄の中に入れました。 背負うタイプでしかも小さいので横にしていれて、寄ると形が変わってまたあまり美味しく無いので鞄を横にして手で持ちました。 底の浅い長方形の形です。 それを持って、待ち合わせの本屋さんへ。 本屋さん、ふたつあるんですが、丁度探し物もしていたので、待ち合わせの方の本屋さんをぐるりと一周しました。 そしたらそこに探し物が無くて、まだ時間に余裕があったのでもう一つの本屋さんも見てこようとその本屋をでました。 探してた本がもうひとつの本屋にあったんでホクホクでまた待ち合わせの本屋に戻りました。 あても無く興味のあるコーナーをぐるぐる。ぐるぐる。 あ、そういえばトップランあるかな〜と思って、文庫のコーナーへ。 有るにはあったんですが、2巻、4巻、5巻、最終巻しか置いていなかったので、どうしよっかな〜と思ってとりあえずバラバラの並びを元に戻す。(4→2→5→終だったので、2→4→5→最に戻す。意味はないんですが。) そしてその後漫画コーナーへ。 別に欲しいのもなかったんですが何となく一通り見て、また文庫コーナーに戻ろうかなと歩く。 元来た道をまたなんとなく見ながら歩いていると後ろでおばちゃんの店員が本掃除をしている。丁度漫画コーナーの端に到達した時だ。 私が歩くとおばちゃんも歩く。 丁度等間隔で。 もしかして・・・と頭をかすめることも有ったが、まさかねと思って文庫コーナー清涼院(だっけ)さんの本の前へ。 そしたらその時。
「本持ってへんかった?」 と店員さん。 「え?持ってませんよ?」 即座に、あ、疑われているなと思い、手もひらひらさせて身の潔白を証明した私。 「あ、そうなん?」 そのまま立ち去る店員。私の背後で(レジに戻りながら)「間違えたわ〜」とか独り言を言いやがる。 その場に立ち尽くす私。 思ったよりもショックだった。 疑われた。 紛らわしい鞄の持ち方してたかもしれない。(でも全部ひらげても無実だ) 2回も来て不審に思ったかもしれない。 だけどお詫びの言葉一つくらいかけてくれても良かった。 その場で立ち尽くしてそんな事を考えて居た私は涙腺が弱くなっていたらしい。 涙がぼろぼろ出て来た。 ショックで、泣いた。 望み通り万引きしてやろうかと思った。
その後少し涙が出るのが治まって、私は本屋を出た。 携帯に電話をして待ち合わせを変更した。 もうあの本屋には行かない。 名前を覚えておかなかったのが残念だ。 京都の桃山御陵前、大手筋の通りを少し曲がったすぐのところにある、本屋。 もう二度といってやるもんか!
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2001年03月29日(木)
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