仕事帰りに渋谷を少しうろついた。
駅前の109のそばを歩いていたら、左手の甲に激痛を感じる。 「っつ!!」と声を漏らすと金髪気味の小娘から「すいません」という声が。 手の甲には煙草の白と黒の灰。 明らかに未成年だと思われる彼女の歩き煙草と私の左手に火傷を負わせた事は許せなかった。 だけどもっと許せなかったのは、立ち止まって彼女の歩き煙草を注意しなかった私である。 「これが子ども相手だったらどうするのか」と。
火傷は5ミリも満たないけど、私にとっては今日この日起きた事への憎悪の証になりそうだ。 もう今まで以上に考え事はしたくないので、跡形も無くこの火傷の跡が消えるのを願うばかり。
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