転職の話。 |
実家へ、だんなさんの転職の話をするために行くことにした。
まだ転職の事はひとことも話していない。
古い人たちのだから、転職というものに対して嫌悪感を見せるのではないか。
今までの親との付き合いから、いろんな心配が頭をもたげる。
中途半端に伝えると心配しすぎて、自分の不安を解消するために色々言われそうだったので今まで何も言わなかった。
昔の私だったら、親に黙っているなんて考えられない事だった。
かと言って、事後報告になるとプライドの高い親は怒り出す。
だから、まだ決定ではないというスタンスで相談する形を取って話をした。
実家に行くと言う事はとても喜ばれて、夕食の時間まで母に付き合って出かけたりした。
夕食も明るい雰囲気で順調に進んでいた。
食事が終わって、デザートを食べだした頃にだんなさんが口を開いた。
それまで、いつ話を切り出そうかずいぶん緊張していたみたいなので私も見守っていた。(笑)
ちょっとお話がありまして・・・とだんなさんが言うと、母親は緊張していた。
転職をしようと思うんですが・・・。
思いがけず、父が賛成の意を示してくれたので話は順調に進んだ。
母も、それに安心したのかうるさい事は言わなかったし、私が賛成している事を知って安心したようだった。
2人とも、詳しい事までは知らないが、今の会社が体力的にきついことは知っているのでそれが少しでも良くなるならと思ってくれたらしい。
父は、自分のサラリーマン時代の経験も話してくれた。
転職したいと思ったこと、職場の人間関係、配置換えの辛さ。
そういう事を家族にはまったく話さなかった人なので、非常に興味深かった。
今の時代では無理な話だが、終身雇用で40年以上同じ会社で働くのは大変だったと思う。
事前に心配していたような展開にはならず、ほっとした。
話し終わって帰る時、一足先に会計に行っていただんなさんが、ほっとしてふぬけていたので笑ってしまったが、
ごくろうさま。一生懸命よく頑張ったね〜と言ってあげたのです。
ほんじゃまか。
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2003年03月12日(水)
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