流れていくものはどうしようもない。 |
ネットから、自然消滅的に離れていく人がいる。 ネット生活が長くなれば長くなるほど、 そういう出来事に遭うことが多くなる。
一時期は、かなり頻繁に連絡を取り合っていたのに、 いつのまにか、ぱったりと音信普通になる。 ネットの世界で、ほとんど姿を見ることがなくなった人たち。
きっと今の彼らにとって、ネットは必要ではないんだろう。 それは自然な流れであって、これからまたどうなって行くかは分からない。 もちろん、それは批難されたり責められたりする事でもない。
その時、その瞬間、自分にとって必要なことをする。 必要なものを与える。 それでいいのだ。
それとはまったく違った次元での私の感傷がある。 彼らと過ごしたあの時間を振り返る。 交わした言葉、共有した時間、触れ合った心。
今の彼らにとって、あの時の事はどんな存在になっているんだろう。 ほんの少しでも、心のどこかに残してくれているんだろうか。 もしくは、まったく引っかかりもしていないんだろうか。 思い出す事なんて、ないのだろうか。
思い入れを持ち過ぎてしまう自分に気付く。 彼らにとっては、ただのバーチャルな存在なのかもしれないのに。
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2004年08月03日(火)
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