たわごと
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2000年06月30日(金) 怖くてうれしい

半年ほど前のことですが、ふと思い出したことがあったので今日はそのことを
書きたいと思います。

ある日私は、二人の子供を連れて電車に乗って出かけました。
子供って目的地がどこであれ、電車に乗るってことだけで喜ぶので
たまにはいいか・・・と軽い気持ちで出かけたんです。
行きはよかったのですが、問題は帰りです。
時間帯のせいもあったのですが、かなりの混雑・・・。
もちろん、座ることなんてできません。
当時4歳と2歳になりたての息子達・・・案の定ぐずりだしました。
二人揃って抱っこコールです。
私は後悔しました。独りで二人の子供を連れて電車ってのはまずかったなと。
でも、しょうがないのです。とにかく帰らないと・・・。
なんとか、なだめたりおだてたりしながら過ごしていました。 しばらくすると、同じ車両に乗っていた高校生が話し掛けてきました。
金髪の、かなり強面の体の大きな高校生です。
「ちょっとこっちに来て見〜」といきなり私達を呼ぶのです。
なんだろう・・・と思い呼ばれた方をみると・・・同じような恐そうな
男の子が3人いました。
私と子供達が恐る恐るそばまで近づいていくと・・・
「しんどかったやろ、ここに座り〜」と言って席を譲ってくれたのです。
結局その高校生達は、席を見つけて座っては譲り、また見つけては譲り
・・・そんなことを繰り返して、最後までゆっくりと座ることなく
降りていきました。
人を見た目で判断してはだめですね。

・・・でも、本当に恐かったんです(笑)


ゆき |MAIL

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