彩紀の戯言
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桐野夏生さんの小説を読んだ。
ベッドの中で読んでいたのでおかしな体勢になってしまい辛い。 でも、「もうすぐ犯人が・・・どきどき、わくわく。」てなカンジで読み進んで5時。 チチチッ!外が明るいよ・・・。
がっ!私にとってはどうも納得がいかないラストだった。 つじつまが合わないとかそういうことではなく、 犯人が判らない・・・・。んが。
たぶん犯人(真実)の追及ではなく、 人間の心理描写や感情の変化を描きたかったんだろうけど。 犯人を言及して欲しかったなぁ。
私はストーリーだけを追っかけてどんどん読み進んでいくタイプ。 読書好きの方には怒られるかもしれないけれど。しょうがないやっ! だって、早く結末が知りたいんだもん・・・。
自分で購入した本なら2度3度と読み返すこともあるけれど 借りた本は1回こっきりしか読まないので 消化不良のまま返却なんてこともあったりして。
作者の方が聞いたら怒るだろうなぁ。 でも、文庫になってから購入する作品もあるんですぅ。 晴れて購入した暁にはじっくり読んでます。
「ラストは想像して下さい」タイプはたぶん苦手。 もともと誰が犯人であってもいいように描かれているのかな。 それとも読者の洞察力が試されているのかな。
私自身に想像力が足りないからイヤなのかも。
あっ、ミステリー系を好んで読むんです私。 でもその他のジャンルでも「想像ラスト」はイヤだろうな・・・。
ドラマも然り。 先日「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」の最終回だったんだけど 賛否両論すごいのなんのって(笑)。特に哲也。
あんなに物議を醸しだした最終回は滅多にない(笑)。 どうせなら哲也のその後は曖昧にしてみなさんの想像にお任せ。がよかった・・。 という意見があったのだけれど。私的には「ノー」。
脚本家の好みであれ価値観であれ、なんでも良いからラスト(その後)を 見せてくれてよかった。納得行く行かないは別の問題。 もしラストをきちんと描いて貰えなかったら私の場合3ヶ月が徒労に終わる。
ドラマも小説もラストまでの流れを楽しんでいるのね。私って。
だから原作を読んでしまうと映画やドラマの面白さが半減するんだぁ。私って。
いま、わかったよ。なるほど、なるほど。
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