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2003年11月07日(金) ボン ボヤージュ

あいかわらずアライエのハープを聞いて興奮しています。
いても立ってもいられなくなる衝動に駆られる演奏というのも、
なかなか、出会えないんじゃないかと。
彼が
「アイルランドの海岸から船が新たな世界へと旅立って行く様子をイメージした」
とコメントした部分は、見たことのないアイルランドの海が、
ありありと目の前に広がりました。
最後には、船が水平線の彼方に消えてゆく所まで見えた…。

Aryeh Frankfurterは、小さな頃から有名な先生にヴァイオリンを習っていて、
15歳で様々な民族音楽に興味を持った後は、独学で多種多様な楽器を学んで、
ケルティックハープにも出会っています。
なんだか、一見ハープ奏者には見えない。
それもそうだ、弾ける楽器の数は両手じゃ数え切れないんだから。

彼の持つ豊かな表現力、想像力は、そうやっていろんな楽器を通して、
たくさんの文化に触れてきた証しなんでしょう。

何ごとも広い視野が大切ということが、心に沁みるハープ奏者です。

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