Dailyみぅこむ
2003年12月06日(土) |
ハープの基礎の基礎を語り倒す日 |
今日は、久しぶりにゆっくりハープについて書いてみます。 とにかく、まだハンドポジションもままならないのでありまして。 なんだかなあという進み具合なのですが、 触ってて楽しい状態で、童心に帰っております。バブー。
前にも書いたけど、ハープの教則本は2冊買っておきました。 どっちも英語で、読みづらいのに変わりはない…。
けれども、2冊買っておいてよかった! 1冊頼もうが、2冊頼もうが、送料が同じなので、 じゃあ2冊頼んでおけ、と思っただけだったんだけど。
まずは、とっても有名な教則本で、初版が確か20年前。 書いてる人もフォークハープ界じゃ草分け的な有名人で、 おっきな通販サイトも運営している。 これを使ってハープを始める人はとっても多いので、とりあえず選んだ。
もう1冊のほうは、使っている人の話は全然聞かなかったんだけど、 ちょっと目次を見た感じ、とても細かく項目が区切られていて、 初心者にかなり役立ちそうな感じだった。
どっちも10ドルそこそこだったので、円高だったこともあって、 まあいいか、と2冊とも買ってみた。
実際に本が届いたのは、最初の本が2週間後、 もう1冊の方が1ヶ月半後だった。 後者は海外の取り次ぎ店で品切れしていたらしいのです…。
最初の本は、確かに初心者向けに弦の交換方法が書いてあったり、 全く楽譜を読めない人のための丁寧な解説があったり、 有名曲の簡単なアレンジの楽譜も豊富なんだけど、 肝心な、ハンドポジションの項目がいまひとつ分りづらい。 というか、その項目自体がすごく短いのに驚いた。 写真もほとんどなくて、フォークハープの演奏を見たことがない私には、 ここれがまったく未知だったんだなあ。 ハンドポジションは基本中の基本、要なり。 以後の上達にも関わる最重要項目なり。 ということぐらい、こんな私にも分かっているのであるよ。 仕方ないのでネットで他の演奏者の話を読んだのとあわせて、
・まるまった感じの手で ・弦は弾くというより触れて離す感じで ・弾いた指は常に手のひらへ ・グランドハープは親指を立てろというが、 フォークハープはあまり気にしなくてよい
というポイントを念頭に置いてちまちま今まで練習してきた。 が、どうも、自分の手を見ていてかっこわるいというか、 なんか違うというか、音もイマイチだなあと疑問だった。
そんなところに、海を超えてやっとこさ、2冊目の本が届いた。 その本では、最初の楽譜に到達するまでに、なんと全体の3分の1のページを裂いて 姿勢とチューニングと、ハンドポジションについて書いてあった。 大切な部分は必ず写真があって、分りやすい。 そして、1冊目と全然違うのは、ハンドポジションの項目の解説の的確さ! その通りに弾いたら、初めて思っていた音が出たし、 思い描いていた手のカタチになっていて感動した。 そして1冊目に書いていなかったポイントは、
・手のひらは、常に床を向いている。 ・親指はできるだけ高くあげ、サイドで押すように弾く。 ・他の指も、先端は使わずサイドで弦を引っ張るようにする。 ・目線は常に次に弾くコード。
なんかもう、1冊目とはかなり違うことを書いている部分もあった。 ハンドポジションは、多分その人なりの奏法によるんだと思う。 …と、いろんな人が言っている。どれが正しいというのではなく。 私は親指を上げて弾く方が好きなので、これからはそれでいきます。 そして手のひらを床に向けるようにすると、手のカタチが格段に綺麗に!
ただ、慣れるまでまだ時間は掛かりそうです。 ちゅーのも、基礎を固めずにもう曲を弾き始めてしまっていたから、 指のさきっちょでコチョコチョ弾く癖がついてしまっているのです。 はじめは、左手なんて「パー」の状態だった。おそろしや。
読み比べると分る部分もあるわけで、 2冊買ったのは間違いじゃなかったなあと思ってます。
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