the Spacious Blue Sky

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お子様がた、入学してひと月がたちました。____2003年05月10日(土)


最近、気温差がはげしいですね。

水曜日は、フェーン現象で30度までのぼり、
木曜日は雨が降って、朝晩は10度近くになり、
金曜日は晴れても20度まであがらなかったり。
体調には気をつけなきゃね。

そうそう、このあいだの水曜日の暑かった日、
前線通過前だったのね。
そういう日って、自閉の子どもたちはすごく不安定なんだよね。
先生達は、奇声を上げたり突然逃げたりする子どもたちを必死で押さえながら、
「前線きてるから」と苦笑いしてる。あはは。
でもほんとなんだよねぇ。

「この世には、2種類の人種がある。
自閉症の人と、そうでない人の2種類。」
自閉症の人が言った言葉。

やっぱり自閉の子は、前線が見えるのかな??



私が担任している子どもたちは、
「普通級」と「重複級」の2つにクラス分けした時に、
「普通級」になった、わりと知的に高い子たち(not自閉)なんだけど、
「普通級なんだからできて当然、いい子で当然」と見なされてしまう。
何かあったら、必ず普通級の子のせいになってしまう。

昨日、遠足だったんだけど、
うちの子たちシちゃんとミちゃんが、ちょっと列からはみ出ると「そこ二人!!」と怒られる。
うちの子の前を歩いている子が、列を乱したからなんですけど!
隣のクラスのシくんとうちの子リくんが、手をつないで歩いていたんだけど、
ちょっと手が離れたら「ちょっとリくん!」とうちの子のせいになる。
手を離したのは、シくんの方なんですけど!

まぁ、このチョロチョロの私が担任だからなのかもしれないんですけど。

普通級に入ってしまったがために、彼らは、小学部6年間、受難の日々が続きそうです。

お子様がた、入学してひと月がたちました。
いろいろありました。
私も、このひと月で、ずいぶん老けた気がします。

どれだけ考えても、ぐちっても、私も、誰も、わからないし、
なんだか、生まれたばかりの子どもを抱えて、姑・小姑たちにいびられ、必死なのに精神的な出口のない母親のような心境です。

気晴らしといっても、
余暇が下手な私にとって、どうしたらいいかもわからないし。
最近余暇らしいことをしていても、頭の中のどこかで仕事の不安を抱えているし。

だいじょうぶかな。

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