こぎとえるごすむ
思う事・日常の出来事をウダウダと書きます。
「テメエふざけんな!」と思っても暖かい目で見て下さいね。

苦情は受け付けません。イヤだから。

2000年10月17日(火) 話し屋

私には、手に入れる事が出来ない物が有る。

故郷
幼なじみ

なんでも無い物だ。
意識してる人なんて居ないダロウ。

だが、俺にはそのどちらも無い。

失った物の代わりに、手に入れたのはもう一人の自分。
とてもイイ奴だ。

表面上は・・・ネ。

どこに移っても、それなりに仲良くやれる順応性。
転校生が生きていく為には必要だったのだよ。

人当たりの良い自分は、それなりに人の和に入っていく。
でも、それなりにしか付き合えない。
だって、初めて会ったその日から、カウントダウンが始まっている。
初めから長い付き合いでは無い事を知っている。

いまでも、忘れない。中2の時だ。
クラスの奴等と騒いでた時、ふいに声を掛けられた。

「おまえは暗いヤツだな」

いつもみんなの輪の中には入って来ない子だった。
いわゆる「ヤンネー」(ヤンキーねえチャンね)の子。
それだけ言って、去って行った。

友人達は、言った。
「何ゆうてんねんなぁ、アイツ?お前のドコが暗いんや、ワケ分かれへん。」
おれも、ワケが分からず呆然としてた。

おれは、また騒ぎ始めた。
突然、目の前が滲んだ。涙が止まらない。
普通に会話してるのに、涙が止まらない。
異様な状況。さすがに友人も、びっくりしてる。

悲しいワケじゃない、悔しいワケでもない。まして、嬉しいワケじゃない。
でも、涙が止まらない。

結局、卒業するまで聞けなかった。
「何で知ってるんだ?」ってね。

昔から俺を知ってる人、昔の俺を知ってる人。誰もいない。

おれは、何回もリセットボタンを押している。
過去の自分を全て消去して、新たな自分を演じる。

本当の自分に気付かれない様にする。

だから、沈黙が嫌いだ。
自分を見透かされている様な気がするんだ。

だから、俺は話しつづける。

俺が、黙っている時。
それは本当の自分を見せている時です。

または、美味しいモノを食べてるのかもしれません。(笑)

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ちなみに、今日はチャック全開で電車乗ってました。
会社で気が付いて、ビビッた。

うーん、最近良く忘れるんだよね。


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