”鉄の爪”と言えばアイアンクローですナ。 まさか、あんなトコロで見る事になるとは・・・
それは、今日の帰りの電車の中。 この時期の電車は行きも帰りも空いてる、嬉しい様な、ムカツク様な。。。
吊り革につかまって電車に揺られてる。 隣には母親らしきヒト。 その前の席には、その子供。 どうやらディズニーランド(ディズニーシーか?)帰りの様子。 お土産がイッパイ入った袋を抱えてる。
一日メイッパイ遊んだ様で、子供は完全に眠りに落ちている。 電車の揺れに合わせて、右へ左へ。
そのうち、右のオネーサン(結構イイカンジの!)にもたれ掛かる。 いや、もたれ掛かりそうになる。 その瞬間、母親が察知。 スバヤク、そしてカクジツに防御する。 頭を押さえて真ん中に戻す。
この子供がナゼか、右のオネーサンの方ばかりに傾く。 左のオッサンの方には一度も行かない。
”うーむ、ボウズ、なかなか分かってるな。”などと、思う。(笑)
だが、その企み(?)はことごとく母親にセーブされる。
だんだんと、子供が倒れるスピードが早くなる。 母親は、子供を起こしに掛かるが、いっこうに起きない。 ほっぺたをパチパチしても、ぜーんぜん起きない。
その都度、止めてるのでは、ラチが空かないと思ったのか 母親が強行手段に出た。
やおら右手の手のひらを子供の顔の前に出し グワシッとワシヅカミ。
こ、これは・・・まさしくアイアンクロー
むむむむ、やるな母親。
でも、子供は起きない。(ホントかよ(笑))
そのうち、キレーなオネーサンが降りて行く。
そこへ母親が滑り込む。 さあ、思う存分寄り掛かりなさい。
ん?
今度は、全然左右に動きません。 中央で微動だにせず。 母親も怪訝そう。 逆に、無理矢理寄り掛からせようとするのだが、断固拒否。(笑)
マジでコイツは企んでたのか? ますます見込がアルなぁ。(笑)
さて、どうやら降りる駅が近付いて来たらしく、母親は降りる準備を始める。 子供を起こす。
起こす?
起きねぇヨ、コイツ。 ほっぺをペチペチしても、耳を引っ張ても起きない。 耳もとで、「もう降りるから起きなさい」と言っても起きない。 ウザそうに手を振払う。
母親は苦笑しながら、最終手段に出る。 まず、鼻をツマム。 そして、顎を下から押さえる。
”オイオイ、それじゃぁ息がデキんダロ!”(笑)
案の定、子供はジタバタして一瞬起きる。 母親も、子供を殺る気はナイみたいで(当たり前!)すぐ止めちゃう。
子供は、まだしぶとく寝てる。
さーて、駅に電車が着きました。 ”さーて、どうやって起こすんダロ?”と思っていると。
子供が、スクッっと立ち上がり、自分の荷物を持ってスタスタ歩いて行く。
!!!???
コイツホントに寝てたのか? 起きてたんとちゃうか? それとも、メチャメチャ寝起きがイイのかも?
それにしても、スゲー子供。 つーか、アイアンクロー母もスゲーな。
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