2001年10月17日(水) |
不覚にも・・・ムショウニ・・・ |
毎日シゴトで、アチコチ飛び回っているワケですが、 行くのが楽しみなバショもある。
今日は、そんなバショのヒトツ。
都心の高層ビルなんですけど、そこの1階(たぶん1階)に ペンタックスのショールームとエプソンのショールームがある。
ペンタックスのショールームは製品がドッサリ。(当たり前) 昔の製品もドッサッリ。(欲しいー)
あとは、定期的に入れ替わりで常設で写真展やってます。
この写真展けっこう楽しみにしてます。
今やってるのは、宗教絡みの写真(主にローマ法皇関連カナ?)。 宗教自体は好きじゃ無いんですが、この写真は別。
報道写真の様に作り込みの無い写真。
ミサの最中の人々の姿。 天井から漏れる光の中に佇み、目を閉じて祈る男性。 法皇の祝福を受ける赤子。
モノによっては、手前にいるヒトの頭とかがボヤケテ写ってる。
でも、素晴らしい。 空気やヒトの想いが伝わってくる。
ホントは、今日の”こぎと”は「宗教はキライ、祈るだけで幸せなんてなるか!」 なんて話題のはずでした。(もっと内容は違うケドね。) 平和を望んでるはずの宗教、でも、その宗教が有るが故に争いが起こる。 宗教が悪いのか、ヒトが悪いのか? ヒトが悪いのなら、そのヒトを救えない宗教に意味があるのか?
そんなハナシのハズでした。
でも、全く恥ずかしい考えでした。
この写真を見て考えが変わりました。 宗教が、信仰があることが、いかに人々に安らぎ、勇気を与えているか。
それを、一蹴するつもりだった自分の浅はかさ、無知。 恥ずかしいコトです。
それに気が付くと、込み上げてくる物がありました。 不覚にも、目が潤んで来ました。
あわてて、その場を後にしました。
しばらくは、アタマの中にグルグルと回り続け、目が潤みっぱなし。
たぶんアヤシイヒトだったに違いない。(笑) 目を真っ赤にして、カツカツ歩いてくるスーツ着た小太りのサラリーマン。 オレなら、絶対近付かないネ。(笑)
今日は、写真のチカラに、改めて驚かされました。
ん?
写真じゃ無くて、宗教のチカラかな? 思わず、改宗しちゃおうかと思いましたもん。(しないけど)
ちなみに、隣のエプソンも写真展(?)になってます。 (たぶん)女性3人の写真展。 コンセプトが3人とも別々で、展示方法も3者3様。
コレはコレで良かったケド、あの写真の前では・・・
今までは、エプソンでやってる写真の方が、好みでした。 なんつーの?スタイリッシュと言うか、作り込んだ世界観ってカンジのモノ。
でも、事実、真実の姿を記録した写真には叶わない。
作り物と真実の重さの違いですかね。
ワタシハ、イマ、ムショウニ、シャッター、キリタイ。 ナニモカンガエズ、オモッタママ、ヒタスラ、シャッター、キリタイ。 ムショウニ・・・
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