diary



2002年03月07日(木) 大学・合格発表・日記最長記録・・か?

落ち。堕ち。オチ。

正午に発表だっていうもんだから昼過ぎに自転車走らせて見に行った。
番号、無し。
案の定。
胴上げ隊を横目で見ながら
親にどうやって電話しようかなぁと思って携帯の番号を押す。
「・・・あ、もしもし・・うん・・・だめだった。あはは。うん。」
しまった、普通だ・・。
落ちた時いかにステキなセリフを言おうか考えてたのに惨敗。
門を出たところに携帯を片手に孤独に佇む少年を発見。
耳を澄ませてみる。
「あ、俺。・・・うん、だめだった。うん。」
おんなじセリフ・・。
こっちの少年・・。
「うん・・やっぱだめだった。・・・うん」
変わらんね・・・。
「落ちた」って言うより「だめだった」のほうが言いやすいのかな。
みんなおんなじセリフ言ってるのね。

帰って。。
母親、かなりの落ちこみよう。
「だからさぁ、受けた本人がダメだってあれだけ言ってたじゃん。
もしあんなできの悪さで受かるような大学だったらそれはそれでやばいって。
それにさ、これで一年じっくりやりたいこと見つけられるし。
実際あんな男子ばっかりっていうリスク背負ってまであの学科に
魅力感じてるわけでもないしさ。別に浪人なんて多いんだから大丈夫だって。」
・・・・・・ってさ、なんで落ちた本人が励まさにゃならんのさ、おい。
妹、学校から満面の笑みで帰ってくる。
「今日、発表だったんだよ」
「うん、知ってる。どうだった?」
「どうだったと思う?」
「落ちた!」
「あはは、正解〜」
おばあちゃん
「もう帰ってこないかと思った。」
父親
「会社に合格の電話無かった時ね、お父さんこれくらい残念だった」
3cmほど開かれた親指と人差し指の隙間・・・。
全くウチの家族は・・・・。

そして・・・
私「ね、なんかこれ水っぽいけど」
母「あんたが浪人生だからじゃない?」

私「なんで私の桜餅無いの?」
母「浪人生だから。」

祖母「予備校のお金ばあちゃんが出したるからな」

・・・てかね、みんな。私まだ後期試験受けてすらないんだけど。
母「あんた前期落ちたのに後期が受かると思ってるの?」

・・・・・・・冷たすぎ・・。
これっぽっちも受験生を思いやる気持ちがないんですね・・・。

さっき、同じように大学に落ちて浪人が決まった女の子の日記を見た。
落ちた日の夜、お父さんが部屋でふたりっきりで
「受かって家をでるのはそれはそれで嬉しいけど
一生のうちであとどれくらい一緒に過ごせるんだろうって考えて
一人暮ししたり結婚したりして一緒にいるのが一年に何回かとかになって
それはいま家で1年過ごすのは全然違うと思って
浪人したら365日家で一緒に過ごせるから落ちたら落ちたでちょっと嬉しい」
って話したそうな。(要約)
いいなぁ〜〜〜。もうほんと、これ読んで感動して涙出た。
これこそ親子だろう、これこそ父さんだろう、と。
・・・・私はこんなパパが欲しかったです。

浪人して某工業大学機械工学科に進学。。
今、私は着実に父親とおんなじ道を歩いております・・・。
繰り返される歴史・・・(違)。

夕方、お世話になった浪人の方から合格報告メールを受信。
その人にはほんとに受かって欲しかったから
素直に自分の事のように嬉しくてお祝いメールを書いた。
「私は春からたぶん浪人生だけど
○○さんの合格聞いたら嬉しくて今年の○○さんみたいに
私ももう一年がんばれるかなと思いました。ほんと良かった。。」

学校に不合格のメール送った。
「→○丸先生宛
○○大学―不合格。残念。後期に向けてがんばりますが。
306R32〜〜〜」
しばらくして学校から返事が返ってきた。
結構マメなのね、と思ったり。

うん、興奮して長々書いたけど。。

まとめ。
不合格。
当然の結果です。
高校生活を楽しむために勉強をおろそかにしたりしたことは
少しも後悔してない。むしろそうできて良かったと心の底から思う。
センター終わってから力尽きて全然勉強してない事も別に間違った事と
思わない。自分のタメにはそれで良いの。
落ちたことでこの一年が無駄になるってよく聞くけど
この一年高校生として、受験生として、無駄だった事は
何一つ無いと自負しております。
やりたいことやれたからもう一年余分にがんばれると思うし、うん。
とてもすがすがしいです。

・・・・・って、おい、私まだ一応後期残ってるんだってば(汗)。


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