diary



2002年07月19日(金) 現実の中に忽然と


柵の向こう側にある階段。
もう何年も人が踏む事の無い階段。
夏になると草が繁殖しすぎて
その存在すらほとんど
分からなくなっているけれど。
いつか1度は下りてみたいと思ったり。
その階段の続く先は・・・・・・?

こんな場所が市役所とか県庁とか官庁が建ち並ぶ中に
広がっているんだからなんか不思議だ。
日常の中の非日常・・・ってなんかの小説だっけ?
恩田陸の「光の帝国」の「草取り」でも可か。
世界を破滅に導く草が一般人には見えないうちに
どんどん繁殖してビルを覆い人を覆いっていう。。

結局なんのための階段なんだろう。
昔、名古屋城の外堀の中を走ってた市電の名残なのかな。



現実の中に忽然と現れる其の非現実に私は憧れ、

或いは怯えていたのかも知れぬ




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