フーチーひとりごと。
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最近毎日のように、幼児虐待に関するニュースが流れてくる。ぽんたとメシ食ってる時も「またも幼児虐待のニュースです・・・」ってテレビから聞こえてくる。ぽんたはしっかり画面見て「かわいそうなことすんな」とか言ってるけど、俺はテレビの画面も見ないし、声もあまり聞かないようにする。「フーチーはどう思う?全然興味ないん?」ってぽんたに言われてもそれでも見ない。
幼児虐待のニュースは今に始まったことじゃない。俺ははじめの頃、そのニュースをみてどうしようもなくイライラしてた。「なんで自分の子供を自分の手で殺す事ができるんや?」「生まれてまだ何も知らないまま親の感情のコントロール不足の犠牲になっていく子供達がかわいそう」だと。だからそれ以来、見ないようにしてる。
見ないようにしている。現実から目をそらせていることはわかってるけど、どうしたらいいんだろう?ドメスティックなこのような問題には法も手を入れにくい。しかし、法改正のためにこれ以上犠牲になる子供達が必要なのか?
例えば、自分の口で助けを求められる年齢になるまでは、定期的に医者の定期検診を強制にすれば、発育障害であったり、外傷なども見つけられる。その後医者は行政と連絡をとり、問題がありそうな家庭については、必要な処置をとる。
法のおかげで立ち入り調査もままならない今の状況では、家庭の内部で起こっていることはなかなか把握しにくい。子供を一時的に保護したとしても、引き取りにくれば返してしまう。人間の感情なんか他の病気みたいに治療してすぐに治るもんじゃない。短期間のうちに子供は、虐待されてもそれでも大好きな親のもとへ戻り、最悪な結果をむかえることも多々ある。
虐待される側の保護もそうだが、虐待する側のメンタルな部分のケアが出来る場所を作って行かなければこの問題は永遠に続いていくのではないのだろうか?
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