フーチーひとりごと。
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「寂しそうな目してんなぁ」
あぁ、また言われてしまった。俺ってどんな目してるんだろう? 大体は想像つく。電車とか乗ってるとき、お茶してるとき、俺はふと飛んでしまうことがある。その時間が退屈なわけではなくすごく不思議な感覚なのだが、いつも同じ記憶をだどろうとしている時なのだ。その記憶が何なのかわからない。 そこに本当に記憶があるのかさえわからない。単になんにも考えてないだけなのかも知れないし(笑)ただ、そういう時に「寂しそうな目してんなぁ」と言われるのだ。そういう時は唇もちょっととんがってたりする。
寂しいわけじゃないと思う。思うってのは自分でもその時の感情がよくわからないのだ。彼氏といる時にも「またあの目になってるで」と言われることがある。 昔付合ってた彼に「捨て犬みたいな目してるな」と言われた。しかも、初対面の時にである。ちょっとうつむき加減になってるから目だけ彼の顔を見ると上目遣いになって余計に捨て犬になる。 あぁ、なんなんだろ、この感覚は。俺の前世って捨て犬なんかなぁ。
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