痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2001年08月11日(土)    秋宣言&猫捨てるな〜

   今日から秋です。それはオシロイバナの満開をみたから。
   赤、黄、白、まじり、と完璧でした。わたしの理想とする
   「秋がきた・・・」 風景でした。
   こんど写真撮ろう。

   夜のおでかけ。1本裏通りを歩いていると、道の真中に猫がいて、じっと
   目をそらさないのです。飼い猫だな。こういう奴はよってくるぞ。
   と思って近づくと、顔はかわいいけど、毛並みも悪いし喧嘩キズで肉がえ
   ぐれたりしている。典型的な捨てられた飼い猫でした。
   ちかくにしゃがむと寄って来て足に身体をすりつけてくる。さみしくてお
   腹がへっているのです。泣き声も変で「ぁ〜んにゃ」
   2,3回スリスリさせて、バイバイと立ちあがりました。行きすぎても、
   ぁ〜んにゃ、ぁ〜んにゃ、と泣いている。振りかえるとまだ道の真中で
   こっちをみてる。何度振りかえっても見ている。
   しばらく歩いてひき返してコンビニでネコ缶を買って考えた。
   
   もうすぐお盆で、そのせいでこの数日死んだもの達のことばかり思って
   いた。あの猫を見たとき、amiの猫ミルみたいな(汚い)毛並みだ、とまず
   思った。ぁ〜んにゃ、は私の呼び名に似ている。猫がマーニャと言うと
   ぁ〜んにゃ、と聞こえるのではないか。
   つまりあの猫のかたちを借りてamiがお盆に帰ってきて会いにきたのでは
   ないか?タロウということもありえる。だとしたらお腹をへらしたままで
   放ってはおけない。
   とにかくあの場所にもどってまだ猫がいたならよし。めずらしいことをし
   たな。いなかったら私も阿呆だな。と思おう。と思った。
   そうしたら同じ道の真中にいました。おーい、と呼ぶと寄ってきて、缶を
   見せると跳んできました。飼い猫だった証拠です。
   夢中で食べている猫にバイバイして、でも帰りは違う道を通ろうと思いま
   した。できるならあの猫には二度と道で遭ったりしたくない。
   今日だけ会いにきたのだと思いたいから。

   ノスタルジジイとリメンババァの娘、果物やお七の8月でした。
   
   


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