痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2001年11月17日(土)    歌っててよかったなあ

   と思うのは、自分のうたをもらったとき。
   オリジナルでもカバーでもリアレンジでも、わたしが歌うということを前
   提に、歌詞をつけられたり、キーを決めたりアレンジを変えたり。
   わたしが歌うから人の耳に届くんだなあ、と感じるとき。
   もちろんマスな人々まで届かなかったり、プレゼン用で世のでなかったり
   するのがたくさんなんだけど、その音楽を構成している要素の1つがわた
   しのボーカルなんだと思うと、ほんとうにうれしいです。
   Me gusta la musica.
   音楽はわたしに喜びをもたらす、よ。

   かつて薄々わかっていたのに、世俗の成功や野望がくすぶって日本語英語
   でシンガーソングライターになればもっともうかる!
   とか思ったこともあったけど、やっぱり自分はクリエイターではないので
   すね。表現者の中にもいろんな向き不向きがあって、どこをどう探っても
   自分だけのオリジナルを世に発表したい、具体的にはこんなの、
   ってのがないんですね。でもまあクリエイターにはつくれるけど表現は苦
   手ってひとも結構いたりして、わたしはわりといい伝達者みたいんなんで
   今後もその道でがんばろうと思います。
   つくる人の方がえらい!って意識は自分でもまだわりとあって、つい
   「歌ってるだけですから・・・はは」とか言ってしまう時も多いのですが、
   譜面からまざまざと曲のイメージが聴き取れるなんて人は特別に音楽教育
   をみっちりうけた人だけで、普通は耳で聞かなきゃどんな曲かさえわから
   ない。そこでつくった人から聞く人の間を橋渡しするのが演奏者や歌手で
   曲のもつ力や聴く人のイマジネーションさえ左右してしまうのですね。
   おもしろくてやめられません。


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