虹色過多想い
2004年04月05日(月)  nostalgic
前髪を切りました。
またぱっつん。
ママは美容師なのになんで前髪ぱっつんしかできないのかしら。
余計子供っぽくなっちゃうじゃない。



部屋のお掃除をしていたら、昔の恋人との写真が出てきたの。
プールと温泉の帰りに撮ったやつ。
付き合い始めて1週間も経ってない頃だったと思う。

写真の中のあたし、すごく笑顔なの。
とっても楽しそうなの。

でもきっと今の方がかわいくなったと思う。
今の方が素敵な恋をしてると思うから。
切ないけれど。
切なさは素敵に比例すると思うの。
切ないは悲しいじゃないから。

昔の恋人との写真は捨てることにした。
持っててもしょうがないの。

あの人はデジカメであたしの写真をたくさん撮っていたけれど、あの写真たちはどこへ行ったのかな。
まだあの人のパソコンの中に入っているのかしら。
それとももう消してしまったのかな。
訊きたい気持ちもちょっとあるけれど、今更メールなんて・・・やめよう。

前の高校を休学したとき、今度通うことになった通信制の高校のことをその人に相談していた。
確か彼は「それもいいんじゃない」って薦めていてくれた気がする。
だから合格が決まったら久しぶりにメールしようと思っていたけれど、やっぱりやめた。
なんかもうあの人のことを思い出す時間が全然ないの。
たまにふと思い出す。
そんなときは決まってあたしが孤独を感じたときで、弱い心が昔を懐かしむだけで・・・。

あたしはあの人を愛していた。
初めて大人の愛ってのを知ったのよ。
けれども、考えてみると、あたしが彼を愛していたのはたったの3ヶ月間で、それってどうなんだろう。
真実の愛だったのかな・・・と今は考えるの。

ただ、あたし、彼に夢中だった。
周りが何も見えないくらいに。
彼さえいれば・・・って。
そんなのってやっぱり大人の愛なんかじゃなかったんでしょうね。
それって子供だわと今更ながらに思う。
駄々をこねたわ。
彼が東京に行くとき、自分も一緒について行くって。
なんて幼かったのだろう。


愛に時間は関係ないと言う。
好きになるまでの時間、つきあった時間、愛し合った時間は確かに関係ないと思うの。
自分の愛を語るのに。
だけど自分が誰かを愛する時間はやっぱり長さに関わると思うの。
ずっと好きだった人って特別。
自分が誰かを愛した時間の長さは誇っていいと思う。


だからやっぱりあの人はあたしにとって短い人だった。
たった3ヶ月、思い出も、愛した時間も3ヶ月。

それなのに弱るとたった3ヶ月にすがろうとする自分がいる。
そんなあたしは嫌なの・・・。


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