紫
|MAIL
目次|過去の日記|未来の日記
2001年01月17日(水) |
ニューヨーク初めて物語 |
群ようこの「アメリカ居すわり一人旅」という文庫本を行き帰りに読んでいます。彼女の作品は、力を入れずにさらりさらりと読めるので、力を抜きたいなあ…というときに、衝動的に買いに行きます(笑)。
もうそろそろ読み終わります。筆者がニューヨークに行ったときの話をおもしろおかしく書いてあります。
なんとなくアメリカ居すわり一人旅、の話が私のニューヨーク初めて物語と似ています。いえいえ、決して不法就労はしませんでしたが、感じたコトが似ているなあ、と思いました。
たとえば、ニューヨークでバレエのレッスンを受けたとき、更衣室で床に股を広げて座っているキレイなお姉さん。よくみれば下半身には何も着けず状態です。それでも恥ずかしげもなく、きょとんとしている私に「Hi!」と笑顔で語りかけてくれました。アメリカ人はオープンだわ〜と思った瞬間でした。
そうかと思えば、私が鏡の前で短い髪の毛をがんばってアップしていたとき、高校生くらいの女の子がやってきて、
「アンタみたいな短い髪、そんなコトしたって無駄よ。どいてちょうだい、私の髪はこんなに長いんだから時間がかかるのよ!」
とにこにこ笑いながらきつく言われました。私はといえば、
「ワタシの髪はあなたより短い。だから、アップすることには時間がかかる。ちょっと待っててください」
と、短文をつなげて言い返すのが精一杯。アメリカ人って自己中心的だわ〜と思った瞬間でした。
宿は、ドミトリーに泊まったのですが、これがまた汚い。
いっしょの部屋にいた黒人さんは、毎日素っ裸で寝ていました。シャワールームは前の人のシャボンがそこら中に飛び散っていました。う〜ん、日本人と違うんだわ、というコトで納得(笑)。
ま、1日千円の宿だったから仕方がない。
レディーファーストな国も実感しました。
ドアは開けて待っててくれるし、バスに乗るときも先に通してくれる。そんな扱いを受けたコトがなかったので、やっぱりドキドキ♪
いちばんおろおろしたのが、人に道を訊かれたとき。
メトロポリタンはどこだ?と、どこかの国のご夫婦にワタシよりつたない英語で訊かれました。汚い格好をしていたから、きっとこいつは観光客じゃない、と思ったのでしょう。
ニューヨーク中を歩き回った後だったので、つたない英語と得意の地図を書いて教えてあげたら、ひどく感謝されました。
そんなこんなで、思い出深い旅になりましたとさ。
ちゃんちゃん。
目次|過去の日記|未来の日記