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2008年04月01日(火) 相性

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
驕(おご)れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し。
猛(たけ)き人もついに滅びぬ、ひとへに風の前の塵(ちり)に同じ。

ご存じ「平家物語」の冒頭です。
中学校2年のときに、暗記させられました。
当時、京都に住んでいた私は、京都のお寺の話だとばかり思っていたら、その話がもっとグローバルに広がっていることに、ただ、ただ、驚きました。
それまで、歴史はすべて京都がメイン、という安直な発想はいとも簡単に打ち砕かれました。

「祇園精舎」とは、インドのお寺のこと。
「沙羅双樹」とは、お釈迦様が亡くなったことを悲しんで、いっせいに花開いたインドの花で、日本では育たないということ。

ほかにも、何かあったように思いますが、もう記憶のかなた。
あのときの国語の先生にまた教えてもらいたいな。

平家物語の冒頭を聞くと、連鎖的に思い出す俳句がひとつ。

「夏草や つわものどもが 夢のあと」

「平家物語」の悲話より「奥の細道」のほうがどうも私には性に合っているようで……。

おやすみ。


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