紫
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おたふく風邪のワクチンを接種してきました。
ちくっと。
予防接種をするたびに、思い出すシーンがあります。
それは、幼稚園のとき。
日本脳炎の予防接種だったと記憶しています。
当時から負けず嫌いだった私は、注射を見てもしても、絶対に泣かない!と決めていました。
泣かない、というのは、今も昔も泣き虫な私には難しいこと。
泣かないために、腕に力をふりしぼり、こぶしをギュッと握って、お医者さんの前に行きました。
「わぁ〜、力が入っているね〜。もっと力を抜いてね」
そんな言葉に耳を傾けることなく、さらにギュッとこぶしを握りました。
何度かそんなやりとりをして、あきらめたお医者さんは、私の腕に針をプスッ。
………。
……………。
い………、痛……いっ(涙)!
でも、泣きませんでした。
だって、隣の列では、いつも私をいじめにくる男の子が、わんわん、わんわんと大声を上げて泣いていたのです。
泣くもんか!
もちろん、今日も泣きませんでした。
今日の注射はそれほど痛くなく、腕の力は十分に抜いていたことと、一生を通して負けず嫌いな性格も一助していると思いますが、それより、私にすぐうしろに並ぶ二十歳の友が、「痛くないよ、すぐ終わるよ」と私をなぐさめてくれていたからだと思います。
おたふく風邪。
これでもう、ひと安心です。
あとは、ハシカくらいかなぁ。
おやすみ。
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