2004年05月31日(月) |
デコ電波……いやこれはやっぱりアゴ電波?! |
題名だけ見ると何のこっちゃらなんだけど、F1ヨーロッパGPの報告を私的にまとめるとこうなるの〜。
ミハエルに関してはですね。 PPから見事にスタートを決めて、(ええ、久しぶりにまともなスタートでした)あの時点で、「イケるな」と判断したくらい順調にラップを重ね、ピットも問題なく過ぎ、(ピット出口で2回くらい危なかったけどさ)まさしく横綱相撲でがっちり勝ってしまいました☆ バリちゃんについても、周囲が(ミハエルも)3回ピットストップ作戦を取る中、2回ストップ作戦で、予選グリッド7位という位置につけながら、2回目のピットアウト時でしっかりたっくまんの前に入った時にはガッツポーズかましましたよ。エライ!バリちゃん!流石フェラーリ!!……作戦勝ちできるなんて、昔のフェラーリでは考えられまへん……(ガーディーとアレジの頃とかカペリとアレジの頃とか…面白いんだけどまぁ、よく壊れるし負けるしぶつかるし止まるし…作戦以前か)
……と、F1界すべてのラッキーを吸い尽くして走ってんのか、というくらい、順調なフェラーリ2台。(マシンはノートラブルだし、バランスとれてるからタイヤにも負担少なくてよくグリップしてるし……)
……それと対称的なのが、ウィリアムズとマクラーレン。……往年の二強と呼ばれたチームでございます。 まずウィリアムズ…スタート直後の第一コーナーの混雑で、モントーヤがブレーキロックさせてどこへも行けない状態になって、それを避けられずラルフにドッカン☆モントーヤはフロントウイングをふっ飛ばし、ラルフははじき出されてトヨタのダマちゃんにどっかん☆2台コースアウトした挙げ句、ラルフはダマちゃんのマシンに乗り上げてどしんと落ち……これで再起不能。 モナコのおイタのツケなのか?!ラルフ、この2戦完走すらしてません。しかも単独で止まったりもしてません。(傍迷惑) モントーヤはフロントウイングを付ける為に急遽ピットイン。これでかなり順位を落とすけれど、それでも走り続けるのは流石です。……しかしモントヤ、つくづくシューマッハ兄弟と相性悪いのかねぇ…やれやれ。 …しかしウィリアムズはまだ良い。モントヤの1台は残ったんだから。ジャガーのクリエンと、めちゃめちゃ面白いガチンコバトル繰り広げてそれに勝ち、1ポイントでもポイント挙げたんだから。 ………マジで涙なしには語れなくなってきたよマクラーレン………(ToT) 2台ともエンジンブロー!! ええ、クラッシュでも、ドライバーのせいでもございません。 時間差ではありますが、2台とも白煙を上げて逝っておしまいになられました………。(なんじゃありゃー) モナコでは、ミハエルの頭押さえてくれて、「邪魔じゃー!」と彼に対して毒を吐きまくっていたのですが。それすら「あんな事言ってごめんね」って謝りたくなるほどあまりにも哀れで哀れで……(号泣)。 だってライ子ってば、ここまで7戦して、完走できたレースの方が少ないんだよ?! クルサードもリタイヤしまくり、あるいは自分のせいじゃないクラッシュにまきこまれて消えてゆくキングオブ貧乏籤………。 なんとかしなさい、マクラーレン&メルセデス!! 特にメルセデス!!アンタ、いくらヨーロッパGPで、ドイツGPじゃないからとはいえ、 地元レースでしょうが なんとかしなさいっ! せめて完走するまで壊れないマシン作ってあげなさいっ!(あああ、言ってて情けなくなってきた…。でも昔はフェラーリも、完走しただけで御の字だったのよねー)
ピット作戦の善し悪しで明暗を分けたのはルノーとホンダでしたね。だってヤーノ、ピットアウトしてきたら、そのままバックマーカーの群れの後ろに飛び込む破目になったんだもの。表彰台争いしてんのに、あの位置はつらいよねー。 対してうまくいってたのはホンダ。バトンのピットアウトも無難で、たっくまんに至っては、バックマーカーなしのクリアーな状態で出てましたから。
他に面白かったのは……さっきも書いたけど、モントヤとクリエンのガチンコバトルかな。激しいんだけど、クリアなバトルで、お互いの意地の張り合いを見せつつ、熱いバトルを見せてくれましたvvこういうタイマン勝負、やっぱ絵になるねぇ、モントヤvvクリエンも、このバトルを見てちょっと見直しました。今後注目してもいいかも♪モントヤ相手に一向に引かない、しかしムチャな勝負はしかけないあたりがねvv
……その基準からいくと、私の好みからまったく外れることをしてくれたのが今回のたっくまんです。 最後のピットインを終え、バリちゃんがたっくまんの前に出ました。その差は4,5秒あったと思うけど、たっくまんはその差をぐんぐん縮めていったのです。 「おお、やるやんけマメ柴!」 このままいって、2位争いのテールツゥノーズのバトルにいくかなー?と思ってました。まだ14周あったし。スリップストリームにつくか…それとも気流が乱れるのを嫌って、少し離れておいてから仕掛けてくるか……と。 そこまでは、スタートでちょいトチったけど、(初めてのフロントロウだもんねー)途中の走りといい、ピット作戦といい、うまくいってて、傍迷惑な走りもせずに、(…てーか、マメ柴を、ピットアウト時に団体様が走る群に飛び込ませたら絶対危ねぇ!って、チームが必死こいて計算したような気がするなぁ…)ちゃんと走っていたんですよ。私だって、「やるじゃん」って見直してましたとも! ――そうしたら、46周目の1コーナー。…彼の悪い癖が出ました。 下手すっとバリちゃんを巻き込んでクラッシュしかねないほどの強引な抜き方! 相手の逃げ道まで塞いでどないすらい! 一人で走ってんじゃないんだぞ! 接触してたっくまんの部品が壊れた時には、当然のむくいだと思いました。マメ柴株、大暴落でござんす。(私の中ではだけどね。他は知らん)
…そんで、ピットインして、ノーズ交換して、(焦ってたなぁ…スタッフもマメ柴も)コース復帰したら白煙どっかーん……☆
あまりのタイミングのよさに、深夜に爆笑しました。 こりゃーまさしくデコ電波っすよ!!(泣笑) 下手なオーバーテイクした報いじゃー!! やっぱりアゴ電波だけでなく、デコ電波も出てたんだと確信させていただきました(爆笑) …それとも、やはりアゴ電波? だってレース前、周囲がヤーノとかマメ柴とか、スタートの上手いレーサーばっかりってんで、リポーターに聞かれてたもんねぇ。「大丈夫?」って。 ミハエルは笑いながら答えてましたよ。 「僕だってスタートはちょっとしたもんだろう?」(この答えに、「いや、問題あるって」、とつっこんでた私…) それでもくいさがる取材陣に、 「みんな、いつのレースの話をしてるのさ?(今日のレースは違うよ)」 って、微笑ましいくらいににこにこと話してましたからねぇ……。もしやあの頃からアゴ電波が……いやいやいや。
…まぁ、アゴ電波だデコ電波だ、これは私が面白がっているだけですが。
たっくまんのあの結果については、まさしく自業自得ということで。 まだ荒いんでしょーね。たっくまんのマシンが壊れても、バトンのが壊れないあたりでも明白。 前に抜くべき存在がいて、熱くなるのは分かる。バトルになるのも分かる。 けどね。 「格上相手にひるまない」ってテレビでは褒めてたけどさ。 私に言わせりゃ、「匹夫の勇にして何ぞや!」(出典分かる人…いないよな)…ってなもんですよ。(やれやれ)
てな訳で。やっぱり、赤い皇帝、ミハエルは強かった。 バリちゃんとミハエル、ふたりに別々の作戦を用い、そして最終的にワンツーフィニッシュを勝ち取ったフェラーリも、がんばった。(ピット作業すごかったよー) バリちゃんだって、2回目ピットアウトするまでのプッシュがあったから、マメ柴の前に出られたんだし、当たり屋マメ柴のつっこみをよくぞいなしてくれました。 「ミハエルの勝利」っつーより、「フェラーリチーム」の勝利、って言いたいくらいの、ヨーロッパGPでした♪ そしてミハエル、今期6勝目、おめでとう♪
そんなこんなで、決勝結果。 1位 ミハエル 2位 バリちゃん 3位 こつこつがんばったバトン 4位 ピット作戦でつまづいたヤーノ 5位 これもピットアウトがうまくいってなかったよな?アロンソ 6位 いつのまに…フィジコ 7位 いつのまにパート2、ウェーバー 8位 よくぞ完走してくれました。バトル楽しかったよ、モントーヤ
以上、入賞でしたvv
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