へそおもい

2003年06月22日(日) レコーディング

本日はボーカルのレコーディングのはずが、
わたしが風邪をひいてしまったため、
パーカッション録りの日となる。

実は次のアルバムのレコーディングは
この正月からはじめているのに、
半年たってもまだパーカッションなのだ。
今度のアルバムはとても難産なのだ。

我々の今回の録音は、
近所の市民センターの音楽室で行っている。
一時間500円でだだっ広いピアノ部屋が借りれるのだ。
ちなみにコンセントひとつ使うと100円。
マイクやマイクスタンドやミキサーなどなど機材はすべて持ち込み。
G.木村くん宅からB.かじいくんと木村くんが
雨だろうが風だろうが、原付で運び込むのだ。

そうして始まったレコーディングなのだが、
なにせ部屋が録音のための部屋ではないせいもあり、
音質にとても苦労している。
レコーディング担当の木村氏が
“なにかがちがう!”“こんな音ではダメだ!”と、
何度も何度も録った音を聴き、
マイクの位置、距離、壁の位置などを研究。
曲やパートによっては録音し直し。

そうして
今日はパーカッションの録りなおしの日だった。

わたしは、
“家にある防音マットをもってくるように”
という通達をうけたので、
おおきな防音マット(クロちゃん1匹)をまるめてもって、
自転車で音楽室へ向かう。

なんと、
音楽室はすごいことになっていた。
部屋の角に、
たてかけたテーブルやホワイトボードなど
備え付けの大きなものをフルに使って
かまくらみたいなエリアをつくり、
その中で録音するのだ。

うしろの壁には防音マットをはり、
たてかけたテーブルなどには
カーテンなど何枚かの布がかけてある。
これが木村氏の研究結果、簡易録音スタジオだ。

男3人がもくもくと
かまくらスタジオセッティングをしている。

ここまでやるのはすごい。
アイディアと行動力だ。
かまくら風簡易録音エリアをみたとたん
おもわず感動のため息がもれた。

今日は8時間の録音。
うまく録れたらしい。

“いい音でとれたよ”と、
うれしそうに言っているのをきいたので、
わたしもうれしくなった。

昨夜、
夢をみたのだ。
ラ・ソラネコ!の夢。

メンバーひとりひとりのことが
わたしはとても好きで、
それぞれのメンバーがそれぞれのカタチで
バンドを大切におもっているのを感じて、
わたしはこの人たちと一緒に、
バンドができてとても幸せだと
夢の中でしみじみとおもったのだ。

朝おきてからも
夢の余韻のなかで
幸せな感じがした。

そんな夢をみたので、
きょうはこんなに詳しく
バンドのレコーディングについてかいてみた。
このメンバーで
こういう風に録音している日々が、
とても大切なように感じたので。

そして、今、
わたしは咳がでてねむれないのだ。
いったんふとんについたものの、
ねむれないのでこうして日記をかいている。
あしたは月曜日なのにな。

こんな日もある。


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はたさとみ [MAIL]

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