ともだちが倉庫で おっきなおっきなパオを つくっているというので、 きのう 仕事帰りにみにいった。
段ボールでつくった 遊園地みたいな迷路みたいな 秘密基地みたいなねぐらみたいな パオだった。
その中で あついあついいいながら 山のはなしをしていたら とても山にいきたくなった。
高いやまの上で 空をみながらお酒をのんだり、 朝日がのぼる前に起きて、 犬ゾリがはしってきそうな雲海ながめて 珈琲のんだり。 霧がかるお花畑をあるいたり。
とても山にいきたくなった。
とても山にいきたくなった。
そのパオはとても暑かったけれど なんだかやけに安心するパオだった。
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