小さい頃 両親の車ではしっていたら むこうの草原に 2匹の鹿が走っているのをみた
胸がドキリとして 視界がきらきらした。 すげーかっこいい!とおもった。
その気持ちにしばらくひたって 鹿がみえなくなってから
「しかがいたよ…」 と両親に言ったら 「なんでもっとはやくいわんのよ〜」 といわれ、 のろまののろすけのあだ名がさらに 決定的になった。 そのときの、 のんびりとしたわたしの口調を 何度もまねされたものだ。
でもね。 一見 わたしは、 のろまののろすけなんだけど、 わたしはその瞬間をしっかりと つかんでいるのだ。
今でも きらきらした2匹の鹿の光景を覚えている。
人生おもいこみとタイミング。
いちばん大切な タイミングはつかんでやる。
今日は鼻息あらく、 そんなことを考えていた。
もうすぐ夏もおわりだ。
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