へそおもい

2003年11月09日(日) 神在月

出雲大社にいってきたのだ。

旧暦の10月は神無月といわれている。
出雲大社に八百万の神が集まるから
日本の他の神社は神無月なのであって、
出雲大社は神在月なのだ。

先日結婚した友だちが、
2年前に出雲大社にいって祈祷してもらったとか、
それにあやかって
出雲大社に友だちが行ったりとか、
また別口で出雲大社にいったともだちが
しじみ汁のお土産をくれたりとか…。

今、わたしのまわりは
出雲大社ブームなのだ。
そこで神無月ときたら、
こりゃいくしかないではないか!

飲み友だちをまきこんで、
独身女二人の良縁祈願ツアー。
祈祷までしてもらった。

以前読んだ、
田口ランディさんの本には、
出雲大社で、
「酒の匂いがしたら男神、
 甘い匂いがしたら女神」
とかいてあって、
先日出雲大社にいった友だちは
甘い匂いがしたと言う。

わたしも匂ってやろうと、
くんくん鼻で息をすっていたら、
息をすいこみすぎて、
たちくらみになりそうだった。

なにかはっきりした匂いはなくて、
畳の匂いとか木の匂いとかお酒の匂いとか、
いろんな匂いが混じっている中に、
犬っぽい匂いがしたような気がした。
ケモノかな。

神殿の中は、
太鼓と鈴の音が鳥肌がたつ感じに、
心地がよい。

ただ、祈祷中、
自分の名前と年令と住所が朗々とよまれる時は
恥ずかしくて笑いそうになってしまった。
笑ったらいけない感じの場面になると、
おかしくて笑いたくなってしまう
あの感じ。

なにはともあれ、
出雲大社は
とてもきもちのよい場所。
昔の人は神社をつくる時、
この場所しかないとおもったのだろうなあ。

その日はゆっくり飲んで、
次の日は、西宮までくだって、
速効性があるという門戸厄神さんにも行った。

友人が収集した情報によると、
門戸厄神はお寺で、戦う仏さんだという。
「どうか幸せになれますように」
というカタチで祈るのではなく、
「わたしを幸せにできるもんならしてみろよ」
と挑発的に祈ると、
仏さまは戦って幸せにしてくれるのだとか。

わたしは挑発的に祈ることには慣れておらず、
そんな話をきいたものだから、
どう祈っていいものやら。
「幸せになりたいんだけどな…」
くらいにさらっととどめておいた。

出雲大社に門戸厄神、
もうこれでばっちりだな。

さてさて、
きょうは南風楽天の3周年で、
ちょっぴりうたってきました。

おいしいお料理とお酒、
ゆったりとした空間に、
いろんなおもしろい人たちが
集まっていた。

南風楽天も
とても気持ちのよい場所だ。

お店でも音楽でもおしゃべりでも、
きもちのよい空間をつくれる人って
すごいとおもう。

人生の時間をできる限り
そういう場所ですごしたいとおもうな。


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はたさとみ [MAIL]

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