レンコンが好きだ。 いびつな穴のカタチとか かんだ時の歯ごたえとか あの軽さとか。 わたしはレンコンが好きだ。
彼とはレンコンで出会った。 スーパーの野菜売り場で、レンコンをみながら考えていた。
このふたまたにわかれたレンコンで、 とんこつラーメンの残り汁をふたりですすってくれる人。 そんな彼氏とつきあいたい。
………。
あーアホだ。
きのう、部屋のそうじをしていたら、 一月程前、小説をかくぞ!と燃えていた時期の かきかけのメモが発見された。 その出だしの部分だ。
その時は真剣に書いたらしいのだが、 今みるとおかしすぎてわらってしまった。 レンコンでとんこつラーメンの残り汁を すすってくれる彼氏とつきあいたいって! どんな彼氏だよ。
もしかするとわたしの無意識には そんな欲望がひそんでいるのかしら?
いづれにしても この一風変わった中学生の妄想みたいな こんな小説(とよべるのか?)は ドラマ化されるのは難しいだろうな。
ことしの初あきれでした。
|