へそおもい

2005年02月20日(日) いつもちょっとはなれている

霧の中でめがさめた。

ふとんワールドの心地よさに
しばらくうっとりしてから
でかけた。

すこしだけ
勉強っぽいことをして
ともだちと
ビールをのんだり
しゃべったりした。

小さな山を
散歩して
雑木林と落ち葉と
そのバックが青い空で
なんだか
淋しい感じを
おもいだした。

雪がぱらぱらとおちてきて
やっぱり
霧の中だった。

早い時間から
お酒をのんで
お酒ワールドに
うっとりしそうになるのを
ガマンして
はしって電車にのった。

テレビは
カンパがきているといっていたけれど
カンパらしい風の感じだった。

夜はバンドの練習だった。

酒くさいとか
動きがおかしいとかいわれたので
“お酒のんだかもしれない…”というと
“かも…じゃなくてのんだんでしょ”
とさとされた。

みんなやさしかった。

自分のつくった曲を
メンバーの前で公表するのが
世界で一番緊張するのだけれど
きょうは霧の中でうっとりしたまま
すんなりとできた。

みんなで
がんばって
1曲まるまる
アレンジが完成したのだけれど
自分の曲はいつも
何回も演奏してたのしいときを
たくさんもたないと
信じられない。

練習がおわったら
みんな
それぞれの道に
ぱらぱらと
はなれていった。

ころがる
粒粒みたいだった。
わたしも
粒粒のひとつ。

帰り道に
ビールと雑炊を食した。
あたたかいのか冷たいのか。

相棒が
仕事で洗脳される話しをしていたので
上品な京女風にきいていたら
人の話をきいているのかといわれた。
きいていたのに。

霧の中なのだ。
いつもちょっとはなれている。

帰り道
星がきれいだった。

昼間みた空が
そのまま素直に
夜になっていた。


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はたさとみ [MAIL]

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