へそおもい

2005年03月01日(火) まだまだ風は冷たい

帰り道の夕陽が
やたらとセピア色で
夢の中みたいだった。

こうやって
現実と夢がまざっていって
地面がぐんにゃりしだして
そのまま
ひゅーんと
どこかへいってしまうのだろうか。

そんな感じだった。

年度末なので
お別れとか
しめきりとか
手続きとか
飲み会とか
飲み会とか
いろいろな感情が動く行事が
次から次へとめじろおしである。

それはもうめじろの大軍である。
チュンチュン!
ギョーギョー!

そういえば
バリには野生の文鳥が
たくさんいるらしいから
ちょんすけのルーツも
解明してこなければいけないなあ。

そんなことを考えながら
ホームで電車をまっていたら
田舎の親から電話があった。

『東北在住の37歳の男性なんだけど、
 誰かお相手にいいともだちいない?』
という縁談話。

さらには、
北陸在住の男性と女性のお相手も
さがしているのだという。

うちの親は
なにをそんなに
縁結びに燃えているのか。

謎だ。

おもいつかないのだけれど
誰かいるかな。

そんなんで
愛情がうまれるのかな。

でも縁ってそんなもんか。
誰かいるかな。

うーん。
うーん。

奇妙にただよう謎の中で
3月の最初の太陽は
暮れてゆくのであった。


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はたさとみ [MAIL]

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